LINDBERG、世代を超えて励まし鼓舞す
る楽曲の魅力

 阪神タイガース藤川球児投手の引退試合が10日、阪神甲子園球場で行われた。最後のマウンドに上がる際、同投手の登場曲として長年使用されてきたLINDBERGの「every little thing every precious thing」が流れた。

 「ストッパー」という試合の最後を任された彼の登場にはいつもこの曲が流れ、勝利を願う阪神ファンがスタジアム一体となった大合唱で彼の背中を押し、様々な名場面と共にファンの記憶に残る一曲となっている。

 野球に限らず、スポーツと音楽の関係は、時に苦しい時に選手を応援する力になったり、勝負に向かう者を鼓舞するものになったり、また挫折から這い上がるときに背中を押す力にもなる。

 今回、阪神藤川投手の引退発表とともに彼がマウンドに上がる際に流れるLINDBERGが歌う「every little thing every precious thing」という曲が再注目されているが、実はLINDBERGというバンドは、これまで数々のアスリートやスポーツ選手を励まし鼓舞してきている。

 1992年のバルセロナオリンピックが行われた当時、YAWARAちゃんこと柔道の谷亮子さん(当時は田村亮子)が試合前に「Over The Top」(1992年発売「LINDBERG V」収録曲)という曲を聴き自分を鼓舞していると話題になった。

 また、日本と米大リーグで活躍した上原浩治さんはLINDBERGのファンであることを公言しており、音楽番組で対談が実現するなど交流があった。

 藤川投手、上原浩治さん、谷亮子さんと同世代で同じ時代を生きてきた現在40代の方々であれば、ボーカル渡瀬マキのハイトーンボイスで歌われた「BELIEVE IN LOVE」や、「GAMBAらなくちゃね」といったLINDBERGの数々の楽曲で、スポーツに限らず、青春時代の恋愛においても励まされ、背中を押されてきたことだろう。

 そんなLINDBERGは今年で30周年を迎え、本来であれば春に開催予定だった記念ツアーが延期となっていたが、先週の11月8日から再開され、今もなおバンドとして走り続けている。

 藤川投手の引退で、いみじくもLINDBERGというバンドの曲がクローズアップされたが、改めて彼らの楽曲に耳を傾けてみると、いつの時も前向きでポジティブな気持ちにさせてくれる「頑張る人を応援する」曲で溢れている。現在のコロナ禍においても、きっと世代を超えて励まし鼓舞してくれる力となることだろう。

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