山崎まさよし、スキマスイッチ、Nov
elbright、さかいゆう、FAITHが出演
『バズリズムLIVE』2日目オフィシャ
ルレポート

11月8日(日)に横浜アリーナで開催された『バズリズム LIVE 2020』のオフィシャルレポートが到着した。

『バズリズム LIVE 2020』2日目の公演が11月8日(日)横浜アリーナで開催された。『バズリズム LIVE』は日本テレビの音楽番組『バズリズム02』が発信する音楽イベント。6年目を迎える今回は初めてリアルライブとオンラインの二本立てで開催。初日(11月7日)にはTHE YELLOW MONKEYの『30th Anniversary LIVE-YOKOHAMA SPECIAL-』を開催。両日のライブでは来場者全員に接触確認アプリ「COCOA」のインストールをお願いし、入場時にはサーモグラフィーカメラによる検温、消毒の感染対策を徹底。客席は充分なディスタンスをとって開かれた。
■オープニング~FAITH

冒頭、MCのバカリズムと進行の滝菜月(日本テレビアナウンサー)がステージに登場。この日はお客さん全員にマスク着用と声を上げないようにお願いしている。それもあって例年だとバカリズムのコール&レスポンスがあるが、今回はコール&レスポンスの代りに、みなさんの”念”を送って下さいとコール&”念”ポンス?! 「皆さん今日はどこから来ましたか?」とバカリズムがコールを送り、「全員、蒲田からでした!」と会場の”念”をしっかり受け取る!というボケをかまして会場を和ませ、いよいよ『バズリズム LIVE 2020』2日目がスタートする。トップバッターは長野県伊那市発の5ピース・バンドのFAITH。今年1月にデビューした平均年齢20歳の男女5人編成バンドで、新人らしくフレッシュなステージを展開。カラフルでポップなチューン3曲を鮮やかに演奏。ギタリストのひとりが左利きで、ステージ両端にギタリストが立つと左右に開いた花のようで視覚的にも映えるバンドだ。

続いてはさかい。ステージにはキーボード・スタンドとドラム・セットのみが置かれる。シンプルを極めた潔い構成だ。最初に歌ったのはデビューシングルの「ストーリー」。伸びやかで透明感のある声を響かせる。2曲目は来年1月6日にリリースされるアナログ盤に収録される新曲「His Story」を初披露。ブラック・コンテンポラリー・テイスト溢れるミディアム・テンポのナンバー。歌詞は日本語なのに上質な洋楽を聴いているよう。日本のスタンダード曲「上を向いて歩こう」も外国のミュージシャンが歌っているのかと見紛うばかりの独自の解釈で聴かせる。この日演奏したのは全6曲だが、曲間の繋ぎ目は殆どないノンストップ。6つの曲がひとつの曲かと錯覚させるほどの自然な曲跨ぎでDJ MIXを聴いているよう。またさかいとドラマーの望月敬史の演奏技術の高さには舌を巻く。ラストナンバー「21番目のGrace」のエンディングではふたりの息もつかせぬスリリングなインプロビゼーションの応酬は圧巻。会場をニューヨークのジャズクラブに居るような気分にさせてくれた。

3番めに登場したNovelbrightは、番組『バズリズム02』の"これがバズるぞ!2020"の1位を獲得した大阪出身の5ピースバンド。オープニングは動画再生ソフトで話題になり彼らの出世のきっかけとなった「Walking with you」。ボーカル竹中雄大の身上でもある美しく艷やかなハイトーン・ボイスを会場中に響かせる。2曲めの間奏で竹中は口笛世界大会・優勝2回の実績ある口笛を披露する。
Novelbrightは今年8月にメジャーデビューを果たしたばかりのニューカマー。初めてあがった横浜アリーナのステージにはメンバーも感無量。続いては、アコースティック・ギターの響きと竹中のボイスをじっくり聴かせるバラード「夢花火」を披露。勢いのある曲だけではないバンドのもうひとつの一面を見せる。そしてステージは再びアップチューンに。「もっともっと横浜アリーナをロックしていきます!」の掛け声とともに最新シングルの「Sunny drop」とドライブ感溢れるロックンロール・ナンバー「ランナーズハイ」で会場の温度を急上昇させる。この日は初めて彼らをみるお客さんが多かったが、気がつけばアリーナ後方まで立たせている。歯痒い日々が続いていますが、音楽やりたいし、バンドやりたいしと模索しながらここまで走りきりましたとコロナ禍以降を振り返る。ずっと憧れていたこのステージに立てた事に感謝し「次は俺たちの力で!」と横浜アリーナでの公演を宣言し、最後に「拝啓、親愛なる君へ」を歌う。初めてのお客さんが多いはずなのにサビではみんなが一緒に歌っている。竹中も両腕を大きく掲げてゆっくりと左右に降って、これに応えた。

スキマスイッチは昨年に続いての参加。先ずはミディアム・テンポの楽曲を2曲続け、会場をあたためる。今年の無観客での配信ライブを振り返り、広い会場を見廻して大橋卓弥は、人前で歌えることが嬉しいと感慨深げ。無観客ライブはMCで何か喋っても反応がないのがいちばん辛いとこぼすと大きな拍手が湧く。「嬉しいです!拍手って大好物です!」とオーディエンスのリアクションに応えるべく「盛り上がるやつ、やりますか!」と「ユリーカ」になだれ込む。「Ah Yeah!!」では総立ちとなった場内の盛り上がりもピークに達し、サビではタオルが一斉に上に投げられオーディエンスは身体全体で興奮をスキマスイッチに伝える。これには大橋も感激し「お客さんが目の前にいてくれる事が本当に幸せだなと実感しました!」と最後は「奏(かなで)」をお客さんにプレゼント。最初の1コーラスは大橋の歌と常田のピアノ伴奏のみで演奏する。客席からの歓声が無いと、会場の隅々まで歌声が届くことをあらためて実感。会場を徐々にあたため、頂点まで持ち込むと最後はじっくりと聴かせる。35分という短い時間の中で一本のコンサートを見たように思わせる、見事なステージであった。

『バズリズムLIVE 2020』のトリは山崎まさよし。ネルシャツにデニムというシンプルな出で立ちでギターを抱え歌い出す。たちまち場内はふんわりとした暖かい空気に包み込まれ、お客さんもホッとする。一瞬で客席の心を掴む山崎まさよしの声は魔法のようだ。「お元気でしたか? 色々と大変でございますが、ライブに来てくれて何よりです」と優しく語りかけ「One more time, One more chance」「影踏み」を歌う。どちらも山崎まさよしが主演し篠原哲雄監督がメガホンを取った『月とキャベツ(1996)』と『影踏み(2019)』の主題歌。新旧の映画曲は骨太の演奏のサポート・バンドをバックに圧巻の熱唱で歌い切る。ラテンのリズムの「Plastic Soul」で会場を熱くさせ、ラストはデビュー25周年記念のEP『ONE DAY』収録の新曲「Updraft」を披露する。果てしなく広がる海原や大地を思わせるスケールの大きな曲。サビの”La La La”は本来なら、みんなでシンガロングするパートだが、「心の中で歌ってね!」と静かに熱く盛り上げ、貫禄のステージを見せつけた。
■アンコール

アンコールにはAkari(FAITH)、さかいゆう、スキマスイッチらもステージにあらわれる。集まったメンバーを見廻し、山崎まさよしは思わず「なんかプチ・オーガスタキャンプみたいやな…」とつぶやく。確かにアンコールにはオフィス・オーガスタ所属のアーティストが揃った。ライブの定番であるコール&レスポンスが出来ない代りに、大橋はクラッピングをお客さんに実演指導し「気持ちで騒ぎましょう!」とスキマスイッチの「全力少年」が始まる。観客も教わったクラッピングを器用にこなし、出演者と共に楽曲に参加する。続いてはバカリズムとNovelbrightの竹中雄大のふたりがステージに加わり、山崎まさよしの「セロリ」に。1番は山崎~さかいゆう~大橋&山崎、2番はバカリズム→竹中雄大→Akari(FAITH)&大橋と歌い継ぐ。この豪華な競演に観客も右腕を大きく左右に降って応える。曲間のラップ・パートはバカリズムが挑み、見事に歌い切ると客席から大きな拍手が。ラストでは大橋卓弥のブルースハープと竹中雄大の口笛のバトルで締め、4時間超に及んだ『バズリズムLIVE 2020』の2日目を終えた。
この日の模様は「Huluストア」「Streaming+」にて11月14日(土)23:59までアーカイブ配信が行われる。オンライン・ライブチケットの詳細はバズリズムLIVE2020公式サイト参照。また地上波では12月4日(金)深夜に日本テレビ「バズリズム02」で放送が予定されている。
撮影=山内洋枝

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