津田健次郎・西山宏太朗による個性的
なキャラと熱い会話劇に注目 【レポ
ート】即興劇『AD-LIVE 2020』9月6日
昼・夜公演

即興劇✕謎解きで、『AD-LIVE』史上最も予測不可能な公演『AD-LIVE 2020』より、津田健次郎西山宏太朗が出演した9月6日公演(昼・夜)のレポートをお届けする(ネタバレなし)。さらにSPICEでは、イラスト連載『カンゲキさん』でおなじみのマンガ家・イラストレーター 木村琴々氏による『AD-LIVE 2020』イラストレポートもご紹介。まずはイラストで、9月6日公演の見どころをチェック!

9月6日(日)津田健次郎/西山宏太朗 木村琴々 @k_kotokoto

『AD-LIVE 2020』の見どころ
『AD-LIVE』は、鈴村健一が総合プロデューサーを務める即興劇。舞台上で起こるいくつかの出来事が決まっているだけで、出演者のキャラクターやセリフ、物語の全てがアドリブで紡がれるという予測不能の舞台劇だ。数々の人気声優が挑み、誰も観たことのない奇跡の瞬間を生みだし続けてきたこの舞台。
12年目となる2020年公演では、「リアル脱出ゲーム」で知られるSCRAPとコラボし、即興劇にひらめきと観察力が試される謎解き要素がプラス。シーンによっては船長役・乗務員役の彩-LIVE(サブキャスト)キャストも登場し、予測不能な舞台の進行係兼謎解きのヒント係として、コミカルなアドリブで公演を支えていく。

9月6日(日)昼公演

配信ならではの演出で、よりドラマチックに
また、初の無観客ライブ配信を逆手にとり、ステージのあらゆる位置に設置したカメラから映し出される映像は、まるでドラマや映画を観ているかのように、見事な演出の一つとして公演を盛り上げていた。さらにキャスト同士も、ソーシャルディスタンスを保つ仕掛けが用意されるなど、例年の『AD-LIVE』にはない試みが随所にみられる。

9月6日(日)夜公演

『AD-LIVE 2020』は、ふたりのキャストが謎解き豪華客船で出会う乗船となって、謎解きと即興劇を同時に展開していく。登場人物はそれぞれに乗船した理由や目的をかかえており、即興劇のなかで徐々に明らかになっていくのだ。キャストが自身で決めたキャラクターを演じながら、謎解きをどうクリアしていくのも『AD-LIVE 2020』のポイント。果たしてどのような物語が紡がれるのか?
『AD-LIVE 2020』あらすじ

舞台となるのは“豪華客船”。謎解きが様々仕掛けられた“謎解き豪華客船ツアー”の船上で出会うのは、
【どうしても届けたい物がある人】と
【どうしても会いたい人がいる人】
順調に航海していると思われていた豪華客船は突如沈没の危機に遭遇! しかし、 脱出を試みる二人の前には様々な謎が立ちはだかる! 海をゆく船上、 限られた世界観の中で、 どんな物語が紡がれていくのか!? 果たして彼らは無事脱出し、 それぞれの目的を果たすことができるのか!?
「AD-LIVE 2020」開幕直前コメント 【9/6(日) 公演: 津田健次郎 ・ 西山宏太朗】
【レポート】9月6日(日)公演 出演:津田健次郎/西山宏太朗

※役名は“○○”、アドリワードは【○○】表記※
●平川源平(津田健次郎)
なにかにつけてよく踊る和服の男。
9月6日(日)昼公演
●吉瀬涼子(西山宏太朗)
コスメが大好きなおしとやかな女性。
9月6日(日)昼公演
この日が初対面の“源平”と“吉瀬”は、謎解きゲームのペアを組むことに。愛想のいい“吉瀬”と、なぜかよく踊る“源平”は、お互いに程よい距離感で謎解きを楽しんでいく。穏やかなふたりだからこそ、どんな設定やドラマがその笑顔の裏に隠されているのか、いやがおうにも期待が高まる。
9月6日(日)昼公演

9月6日(日)昼公演

9月6日(日)昼公演

9月6日(日)昼公演
そんなキャラクターの情報を得られるのが、船長のカードトークコーナー。協力して謎解きに挑むために、自身に関するキーワードをもとに自己紹介していくコーナーだ。ここで明かされた、とある共通点のあるふたりには、いったいどんなドラマが待っているのだろうか。
9月6日(日)昼公演

9月6日(日)昼公演
それぞれ自分の客室で過ごしていたふたり。ところが、船が座礁する緊急事態が発生し、客室に閉じ込められてしまう。すると、“源平”の前ではおしとやかだった“吉瀬”の雰囲気が急変。それを“源平”に聴かれていたことに気づいた“吉瀬”は、適当にごまかして、再び当初のような口調で脱出のための謎解きを始めるのだが……。“吉瀬”の本性が気になるところで、舞台は後半戦へ。
クライマックスは熱い会話劇に
ふたりは、沈没しかけの船内に取り残されてしまう。叶えたい夢があるにも関わらず、現実ではうまくいかなかった“吉瀬”と“源平”。絶望的な状況の謎解き豪華客船で見つめ直した、それぞれの理想の生き方とは――?
9月6日(日)昼公演
9月6日(日)昼公演
この回の見どころは、なんといってもラストシーンの熱い会話劇。公演中に積み上げてきたキャラクターの感情が一気に爆発するように、心からの言葉を交わし合う迫力のお芝居は、台本のある舞台劇を越えたといっても過言ではないかもしれない。即興劇だからこその熱い芝居は素晴らしいものだった。
9月6日(日)昼公演
《昼公演アフタートーク》
アフタートークでは、AD-LIVE経験者の津田は「お客様を目の前にしていないと、こんなに不安なものかと思いました」と不安そうに率直な思いを語る。観客の立場で配信が一番もどかしいのは、こういうとき、感動の想いを込めた拍手をすぐに送れないことだ。今回初挑戦となった西山は、「初めての相手が津田さんで本当に心強かった。緊張したが楽しい時間が過ごせた」と津田と観客に心からの感謝を伝え、初の『AD-LIVE』を見事に演じきった。
▼9月6日(日)夜公演
●かにパン(西山宏太朗)
まっかなボディにリボンがかわいい“かにパン”。
9月6日(日)夜公演
●黒須(津田健次郎)
黒一色のダークなファッションの飄々とした男。
9月6日(日)夜公演
謎解き豪華客船に乗客としてやってきたのは、まっかなボディが目をひく“かにパン”。その“かにパン”とペアを組むことになったのは、全身黒ずくめだが陽気な言動の男・“黒須”。ふたりは謎解きゲームに挑むことに。
9月6日(日)夜公演
続いては、自己紹介を兼ねた、船長のカードトークコーナー。そこで出されたある物騒なキーワードに“かにパン”は戸惑うが、いたって明るく軽いノリの“黒須”は悪人ではなさそう……? 少しだけ不穏な空気が流れるが……果たしてこの先ふたりはどうなるのか?

9月6日(日)夜公演

9月6日(日)夜公演
「悩んじゃうな~」とひとり部屋でぼやく“黒須”だったが、そこに「あと1時間以内に沈没する」というアナウンスが流れる。どうやら座礁してしまったらしく、船の中ではあちこち異常事態が発生していた。それぞれの部屋に閉じ込められてしまった“かにパン”と“黒須”は、脱出するために謎解きを試みることに。
9月6日(日)夜公演

9月6日(日)夜公演

“かにパン”の過去・“黒須”の正体は……?
9月6日(日)夜公演

9月6日(日)夜公演

ようやく部屋から脱出したふたりだったが、今度はラウンジに閉じ込められてしまう。ここから出る方法は、数分後に出題される謎を解くしかないというのだ。焦る“かにパン”をよそに、相変わらず気楽な“黒須”は、船長が落としたカードを拾う。そこにはふたりにまつわる様々なキーワードが記されており……。“かにパン”の過去に何があったのか、そして“黒須”は一体何者なのか。ドラマが一気に動き出す――。
9月6日(日)夜公演
9月6日(日)夜公演
夜公演の見どころは、津田が最初からさりげなく仕込んでいた様々な伏線。すべてが明らかになったとき、そのひとつひとつの意味に驚かされることになる。トリッキーな“かにパン”のキャラクターを、用意した設定で演じきった西山もお見事。リアルタイムでドラマが紡がれていく『AD-LIVE』ならではのハラハラドキドキを、思う存分楽しめる公演となった。
文・構成=実川瑞穂 イラストレポート=木村琴々

SPICE

SPICE(スパイス)は、音楽、クラシック、舞台、アニメ・ゲーム、イベント・レジャー、映画、アートのニュースやレポート、インタビューやコラム、動画などHOTなコンテンツをお届けするエンターテイメント特化型情報メディアです。

連載コラム

  • ランキングには出てこない、マジ聴き必至の5曲!
  • これだけはおさえたい邦楽名盤列伝!
  • これだけはおさえたい洋楽名盤列伝!
  • MUSIC SUPPORTERS
  • Key Person
  • PunkyFineのそれでいきましょう!~V-MUSICジェネシス日記~
  • Listener’s Voice 〜Power To The Music〜
  • Editor's Talk Session

ギャラリー

  • Tsubasa Shimada presents / 「Wet Crate」
  • SUPER★DRAGON / 「楽楽★PAINT」
  • OLDCODEX / 「WHY I PAINT ~なぜボクがえをかくのか~」
  • みねこ美根 / 「映画の指輪のつくり方」
  • 嘘とカメレオン / 「猫を抱いて蝶と泳ぐ」
  • 高槻かなこ / 『PLAYING by CLOSET♪♪』

新着