小野賢章・木村良平が即興劇の醍醐味
に感動 【レポート】『AD-LIVE 202
0』9月13日昼公演

即興劇✕謎解きで、『AD-LIVE』史上最も予測不可能な公演『AD-LIVE 2020』より、小野賢章木村良平​が出演した9月13日昼公演のレポートをお届けする(ネタバレなし)。さらにSPICEでは、イラスト連載『カンゲキさん』でおなじみのマンガ家・イラストレーター 木村琴々氏による『AD-LIVE 2020』イラストレポートもご紹介。まずはイラストで、9月13日公演の見どころをチェック!
9月13日(日) 公演
『AD-LIVE 2020』の見どころ
『AD-LIVE』は、鈴村健一が総合プロデューサーを務める即興劇。舞台上で起こるいくつかの出来事が決まっているだけで、出演者のキャラクターやセリフ、物語の全てがアドリブで紡がれるという予測不能の舞台劇だ。数々の人気声優が挑み、誰も観たことのない奇跡の瞬間を生みだし続けてきたこの舞台。
12年目となる2020年公演では、「リアル脱出ゲーム」で知られるSCRAPとコラボし、即興劇にひらめきと観察力が試される謎解き要素がプラス。シーンによっては船長役・乗務員役の彩-LIVE(サブキャスト)キャストも登場し、予測不能な舞台の進行係兼謎解きのヒント係として、コミカルなアドリブで公演を支えていく。
9月13日(日) 公演
配信ならではの演出で、よりドラマチックに
また、初の無観客ライブ配信を逆手にとり、ステージのあらゆる位置に設置したカメラから映し出される映像は、まるでドラマや映画を観ているかのように、見事な演出の一つとして公演を盛り上げていた。さらにキャスト同士も、ソーシャルディスタンスを保つ仕掛けが用意されるなど、例年の『AD-LIVE』にはない試みが随所にみられる。

9月13日(日) 公演
『AD-LIVE 2020』は、ふたりのキャストが謎解き豪華客船で出会う乗船となって、謎解きと即興劇を同時に展開していく。登場人物はそれぞれに乗船した理由や目的をかかえており、即興劇のなかで徐々に明らかになっていくのだ。キャストが自身で決めたキャラクターを演じながら、謎解きをどうクリアしていくのも『AD-LIVE 2020』のポイント。果たしてどのような物語が紡がれるのか?

『AD-LIVE 2020』あらすじ

舞台となるのは“豪華客船”。謎解きが様々仕掛けられた“謎解き豪華客船ツアー”の船上で出会うのは、
【どうしても届けたい物がある人】と
【どうしても会いたい人がいる人】
順調に航海していると思われていた豪華客船は突如沈没の危機に遭遇! しかし、 脱出を試みる二人の前には様々な謎が立ちはだかる! 海をゆく船上、 限られた世界観の中で、 どんな物語が紡がれていくのか!? 果たして彼らは無事脱出し、 それぞれの目的を果たすことができるのか!?
「AD-LIVE 2020」開幕直前コメント 【9/13(日) :小野賢章 ・ 木村良平】
【レポート】9月13日(日)昼公演 出演:小野賢章​​/木村良平

※役名は“○○”、アドリワードは【○○】表記※
●タケシ(木村良平)
25歳。明るく社交的だか何かに時折怯えているようで…?
9月13日(日) 公演
●北園光(小野賢章)
28歳。礼儀正しい西園寺家の家政婦。
9月13日(日) 公演
謎解き豪華客船で偶然出会った“タケシ”と“北園光”は、即席でペアを組み、謎解きゲームに挑戦することに。“タケシ”は明るく社交的だが、ときおり本人にしか見えていない何かにひどく怯えることがある。一方の“北園”は、礼儀正しく物静かな雰囲気だが、謎解きが好きというだけあって楽しんでいる様子だ。
9月13日(日) 公演

9月13日(日) 公演
船長のカードトークを楽しみ、少しだけお互いのことを知ったふたりは、それぞれの部屋へと移動。しばし自由に過ごしていたが、突如天気が急変。嵐に巻き込まれた船が座礁してしまうという緊急事態が発生する。なんとか遠回りをしながらも、ふたりは無事部屋からの脱出に成功する。
9月13日(日) 公演

9月13日(日) 公演
9月13日(日) 公演

“北園”がラウンジに戻ると、そこには怯えながら包丁を振り回して何かと戦っている“タケシ”がいた。驚きながらも「【マンツーマンの先生】か何かですか?」とアドリブワードで“北園”が質問すると、“タケシ”は「剣道の練習」と笑ってごまかす。すると“タケシ”は、床にキーワードが書かれた船長のカードが落ちていることに気が付く。まだ見ていなかったそのカードにはあるキーワードが書かれていて――。沈没の時が刻一刻と迫るなか、船に取り残されてしまったふたりは、ついにお互いの本当の目的を話し始めるのだった。
9月13日(日) 公演
9月13日(日) 公演
《昼公演アフタートーク》
木村・小野ペアのすごいところは、なんといっても『AD-LIVE』初挑戦の木村が考えた“タケシ”のトリッキーな設定。これには総合プロデューサーの鈴村健一もびっくり。どうやってその設定を思いついたのかは木村も「覚えていない」と笑うが、そんな設定を成立させるためにスタッフが本番中に作り上げた衣装や小道具には感動しきり。「舞台で(即興でドラマを)作っているから、賢章を感じるし、スタッフさんの呼吸も感じる」と、『AD-LIVE』を存分に楽しめた様子。
小野は「謎解きが不安で、つい気を取られてしまった」と、いつもとは違う『AD-LIVE』の難しさがあったと語る。木村の芝居がそんな小野をリードしてくれたようで「良平さん、(『AD-LIVE』が)初めての感じがしない」と感心しきり。だが小野も、演出側が突然差し込んだ設定を見事にドラマに盛りこんでいくのは、さすが『AD-LIVE』経験者としか言いようがなかった。『AD-LIVE』は、公演そのもののドラマの完成度だけでなく、キャストやスタッフが即興でどうドラマを成立させていくのかをリアルタイムで楽しむことができるのが魅力。その醍醐味を感じられる公演となった。

文・構成=実川瑞穂 イラストレポート=木村琴々

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