女王蜂アヴちゃん、高嶋政宏、フラワ
ーカンパニーズ鈴木圭介らがコメント
 伊藤沙莉主演×山田佳奈監督の映画
『タイトル、拒絶』 

全国順次公開中の映画『タイトル、拒絶』を鑑賞したミュージシャン、作家らのコメントが到着した。
『タイトル、拒絶』は、山田佳奈監督が脚本も手がけたオリジナル作品。2013年に劇団□字ック主宰の山田監督自身により初演された同名舞台を映画化したもので、長編初監督デビュー作にあたる。第32回東京国際映画祭の日本映画スプラッシュ部門でワールドプレミア上映され、主演の伊藤沙莉が東京ジェムストーン賞を受賞した。
本作で描かれるのは、それぞれが抱える事情に抗いながら生きるセックスワーカーの女性たちが生きる姿。主演の伊藤は、デリヘル嬢になろうと体験入店したものの、行為の段階でホテルの外に助けを求めて逃げ出した経験を持つ主人公・カノウを演じている。伊藤自身が「誰にも渡したくなかった」と話すほど意欲的に臨んだ役だという。また、恒松祐里、佐津川愛美、森田想、円井わん、行平あい佳、野崎智子、大川原歩、そして片岡礼子らがデリヘル嬢として働く女性たちを演じるほか、モトーラ世理奈、池田大、田中俊介、般若、でんでんらがキャストに名を連ねている。

本作にコメントを寄せたのは、主題歌「燃える海」を担当した女王蜂のアヴちゃんのほか、俳優の高嶋政宏、映画監督の犬童一心氏、作家の山崎ナオコーラ氏、映画監督・映像ディレクターの森ガキ侑大氏、フラワーカンパニーズの鈴木圭介ら。なお、主題歌の「燃える海」は、女王蜂初期作品の楽曲で、山田監督の初演舞台のラストシーンにも使用されていた。「変幻自在に声色を変えて力強く歌い上げるこの曲が、男性女性どちらにも優位性を持たせずフラットに物語を後押ししてくれると信じていた」という山田監督の強い願いにより起用が実現したという。
コメント全文は以下のとおり。
アヴちゃん(女王蜂)
女王蜂
去年の冬、今回のお話を頂きました。
完成間近の映像を送って頂いた夜、一晩に二度観たことを思い出します。
最後、映画を通じて胸がすくような気持ちになるとき。
私たち女王蜂の残した初期の輝き「燃える海」がかかります。
いまとは違うあまりの破天荒さに、すこしはにかんでしまいながらも、
こんなにぴったり合うなんて!と感動させて頂きました。
街に生きるたくさんの方々の心に、灯る作品。
選んで頂けたことを誇りに思っています。
高嶋政宏(俳優)
世紀の大傑作に近いものが出来た。どうせ映画だろとナメないでください。
なりわいは違えども、これはまぎれもない私達の物語です。
犬童一心 (映画監督)
成瀬の『流れる』を思った。田中絹代が伊藤沙莉。
山田監督は成瀬と違って優しい、それぞれの降り積もる悲しみを突き放すことなく一緒にずっと泣いてる。
かっこ悪いけどね、すごくいいなあと思った。そんなふうにできたらな、と思った。
山崎ナオコーラ(作家)
ヒリヒリするモノローグから一挙に引き込まれました。人生って何なんだろう?
森ガキ侑大(映画監督・映像ディレクター)
孤独でどこかに逃げたい。人間はなんでこんなに弱く生まれてくるのだろう。
胸がギューッと潰されそうになって苦しくなった。
どこにも、居場所がない彼女たちを男性とか女性とかの概念を飛び越えて人として
どこかでギュッと抱きしめて温度を与えてあげたくなった。
彼女たちの叫びが本当に苦しくも美しかった。
人間に生まれてよかったと思えるように強く、弱く生きたいと思わせる映画でした。
役者たちの魂の演技を肌で感じて欲しい。
鈴木圭介 (フラワーカンパニーズ)
服を脱ぐよりもずっと素っ裸の女性の姿に、ざわざわしました。心臓の底の辺りがやたら痒いです。
生きていかなきゃ!
『タイトル、拒絶』は全国順次公開中。12月4日(金)より池袋シネマ・ロサにて公開スタート。

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