【仲村瞳の歌謡界偉人名言集】#183
作詞・作曲家 中村泰士の言葉

作詞家、作曲家、編曲家、音楽プロデューサー、バンドマン、振付師、……そして、歌手。きらびやかな日本の歌謡界を支えてきた偉人たちを紹介するとともに、その方々が発したエネルギー溢れる言葉を伝えます。常軌を逸した言動の裏に、時代を牽引したパワーが隠されているのです! このコラムで、皆様の生活に少しでも艶と潤いが生まれることを願います。

「勇気」が足りないならば「元気」を出
す。「元気」を出すには「活気」のある
ところに行ってパワーをもらって「元気
」になって、そうすると「勇気」も湧い
てくる

より

2020年12月20日、肝臓がんのため、81歳でこの世を去った中村泰士。インタビュー当時、中村は80歳。傘寿を記念して、1年で全国80公演を開催し、歌手として出演している真っ只中であった。「80歳になって、一気に生きやすくなった」と豪語し、生涯現役を貫いた中村。元気に生き抜くコツとして語ったのが今回の名言である。中村は、「自分の中で“気の時計”ということは意識しています」と言う。「時計の文字盤の“12”とか“6”といった数字のところに『元気』『勇気』『その気』『やる気』『活気』『本気』というのが配置されているイメージ。それを頭で意識しながら生きている」のだとか。どれかの“気”が足りないときは、違う気にフォーカスしてその気を補う。気力がない時や新しい挑戦に踏ん切りがつかない時などに、試してみてはいかがだろうか。
中村泰士(なかむらたいじ)
1939年5月21日生まれ、奈良県奈良市出身。作詞家、作曲家、歌手、シンガーソングライター。奈良県立高田高等学校時代に、エルビス・プレスリーやニール・セダカの影響を受け、ジャズ喫茶に通い始める。大阪府立和泉高等学校中退の後、内田裕也佐川満男が参加するバンド・ブルージーンズに加入し、ボーカルを担当する。1957年、美川鯛二の芸名で「野良犬のブルース」で歌手デビュー。1968年に、佐川満男の「今は幸せかい」で作曲家デビュー。 ちあきなおみの「喝采」(1972年)と細川たかしの「北酒場」(1982年)で日本レコード大賞を受賞。他にも、いしだあゆみの「砂漠のような東京で」(1971年)、桜田淳子の「わたしの青い鳥」(1973年)、ロス・インディオス&シルヴィアの「それぞれの原宿」(1980年)、五木ひろしの「そして…めぐり逢い」(1985年)など、名曲を次々と提供。日本の歌謡界を代表するヒットメーカーとなる。2013年、自身のうつ病経験を元に記した著書『うつを超えた39のモノローグ』(ゴマブックス)を発売。2016年、喜寿の記念に77曲を7時間かけて披露するコンサートを開催。2019年、アンチエイジングスピリッツの普及を目的に制定された『A4M JAPANアンチエイジングアワード2019』で大賞を受賞。同年、傘寿を記念して全国80公演を開催。歌手として出演し、見事完遂する。2020年12月20日、肝臓がんのため死去。享年81。同年12月5日に行われた大阪での船上公演が最後のステージとなった。
仲村 瞳(なかむらひとみ)
編集者・ライター。2003年、『週刊SPA!』(扶桑社)でライターデビュー後、『TOKYO1週間』(講談社)、『Hot-Dog PRESS』(講談社)などの情報誌で雑誌制作に従事する。2009年、『のせすぎ! 中野ブロードウェイ』(辰巳出版)の制作をきっかけに中野ブロードウェイ研究家として活動を開始。ゾンビ漫画『ブロードウェイ・オブ・ザ・デッド 女ンビ~童貞SOS~』(著・すぎむらしんいち/講談社)の単行本巻末記事を担当。2012年から絵馬研究本『えまにあん』(自主制作)を発行し、絵馬研究家としても活動を続ける。2014年にライフワークでもある昭和歌謡研究をテーマとした『昭和歌謡文化継承委員会』を発足し会長として活動中。

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