NODA・MAP、高橋一生を主演に迎え、
1年半ぶりに新作公演『フェイクスピ
ア』を上演 

NODA・MAPが5月~7月にかけて東京・大阪で、第24回公演『フェイクスピア』を上演することを発表した。作・演出は野田秀樹。出演は、高橋一生、川平慈英、大倉孝二、前田敦子、村岡希美、白石加代子、野田秀樹、橋爪功という豪華布陣だ。
NODA・MAP1年半ぶりとなる最新作は、その名も『フェイクスピア』。シェイクスピアではなく、フェイクスピアだ。野田らしいウィットに富んだ言葉遊びを思わせるタイトルだが、その意味は、現時点では謎に包まれている。しかし、やはりまずは、かのイングランドの劇作家、ウィリアム・シェイクスピアを想起せずにはいられない。
シェイクスピアと野田の関連性と言えば、過去『野田秀樹の十二夜』『野田秀樹のから騒ぎ』『野田秀樹の真夏の夜の夢』や『三代目、りちゃあど』など、シェイクスピアの作品をモチーフ(または潤色)とした数々の戯曲があった。
また前回作『「Q」:A Night At The Kabuki』において『ロミオとジュリエット』の二家間の争いを源平の時代に置き換え、もし2人が生きていたらという着想のもと“2組のロミジュリ”を登場させたことも記憶に新しい。同じ劇作家である野田にとってシェイクスピアが重要な存在であることは既知の通りだが、何故、野田はあらためて演劇の神様とも言えるシェイクスピアの名をタイトルのパーツに据えたのか?
そして、さらに気になるのがタイトル頭の“フェイク(Fake)”だ。“偽物”、“でたらめな”、“ごまかし”を指す“フェイク”。今やSNSから現実世界にまで蔓延る“フェイク”な「コトバ」。50年近く劇作という仕事に携わり、「コトバ」を生業にしてきた野田が、世界中を“フェイク”が跋扈(ばっこ)する時代に、「コトバ」というものに正面から向き合ってみようという思いで新作に挑んでいるとのこと。
そしてもうひとつ気になるのが新作の設定だ。何と“恐山”を舞台に“イタコ”が登場するという。「恐山のイタコ」に代表されるイタコとは、古くから日本の北東北に存在する巫女職。霊を自らの身体に招き入れ、憑依させ、死者に代わってその意思を語る秘術“口寄せ”の使い手であるイタコが、一体、本作でどう機能していくのか。果たして『フェイクスピア』は、シェイクスピアに対する、野田秀樹からのどんなオマージュなのか?
文明を形成してきた数々の「コトバ」によって、今日、我々は何処に導かれてきたのか、そして NODA・MAP が仕掛ける“フェイク”は、観客をどんな物語へと誘うのか。
『フェイクスピア』チラシ画像
主演を務めるのは高橋一生。舞台はもとよりドラマ、映画、音楽、CMなど大活躍を見せる注目の俳優が、NODA・MAPに初登場する。
そして、川平慈英、大倉孝二、前田敦子、村岡希美。ストレートプレイからミュージカルまで、スポーツキャスター、CM では圧倒的な印象を残し、マルチな才能で知られる川平。大倉と村岡は、『贋作 桜の森の満開の下』(2018)等、近年のNODA・MAPでも鮮烈な存在感を放ち、今や多くの舞台で引っ張りだこの人気役者だ。AKB48の「センター」で名を馳せた活躍を経て、近年は舞台・映像でも高い評価を得ている前田。いずれ劣らぬ実力と類稀な個性による斬新な顔触れが舞台を駆ける。
さらに、白石加代子、橋爪功。実に27年ぶりの野田作品参加となる白石と、野田作品に6年ぶり8度目となる橋爪という、誰もが認める演劇界の重鎮ふたりが揃い踏みとなった。
高橋、川平、前田は今回が野田作品初参加。野田作品において未知数の俳優陣と圧倒的な舞台の経験値を誇る俳優陣のケミストリーが、未だベールに包まれた本公演の物語を濃密に描き出す。
そして近年のNODA・MAP作品において、絶対に欠かせないアンサンブルキャストも出演する。本稽古に先駆け開催されるワークショップは、野田の新作構想の重要な現場である。メインキャストと共に試行錯誤を繰り返し、創意工夫するワークショップから時間を積み重ねる彼らの存在は、今や野田演出の醍醐味とも言える「生の迫力」の源泉である。
新作『フェイクスピア』は、未だ混沌とする時代のなか、野田秀樹が改めて生の演劇の悦楽を、さらには我々が生きる現代を、鮮烈に、挑発的に描き出す、2021年最重要作品となるだろう。
なお、本公演は2021年5月24日(月)東京芸術劇場プレイハウスを皮切りに、7月25日(日)大阪・新歌舞伎座まで全62ステージを予定。

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