内田雄馬

内田雄馬

【内田雄馬 インタビュー】
冷静に呼吸をコントロールしながら
アツい闘志を抱いて歌った

ニューシングルの表題曲「Comin' Back」は自身が宵越竜哉役で出演するアニメ『灼熱カバディ』のEDテーマで、カバディとリンクした要素が満載のアツい楽曲となっている。そして、カップリングには「スタートライン」と「初恋」を収録。そんな春にぴったりの今作について、じっくり語ってもらった。

カバディのスピード感と
ギリギリ感を楽曲で表現

「Comin' Back」はTVアニメ『灼熱カバディ』のEDテーマですが、カバディって“カバディカバディ”と言いながらひと息の間に敵にタッチして戻ってくるスポーツのことですよね。

そうです。その敵にタッチして戻ってくるところにかけて、“Comin' Back”というタイトルをつけました。カバディは戻るまでが攻撃の一環なので、曲としても攻めの姿勢の前向きな曲になっています。あと、歌詞に《Come Buddy》と出てくるのですが、そこはあえて“カバディ”と聴こえるようになっていて。

曲の最後に息を吸う音が入っていますが、それもカバディを意識して入れたんですか?

そこは意識しました。サビを息つく間もないくらいに歌って、息がなくなって吸った時の実際の音なんです。もともと最後に息の音を入れようと思っていたのですが、僕がたまたま吸った音が良かったので、それを使ってもらいました。

リアルな音なんですね。

はい。この曲自体ブレスをするタイミングが少ないですし、キーも高く、結構肺活量が必要な曲なんです。だから、サビは本当にひと息で一気に歌いきるイメージでアプローチしました。

カバディといろいろリンクしているわけですね。

そうですね。台本を読んだり演じていく中、僕自身カバディの魅力に取り憑かれてしまっていたので、その魅力をぜひ表現したいと思い、カバディからインスパイアを受けるようなかたちで制作を進めていきました。特に、カバディのスピード感やバトルの感じをうまく楽曲の中で見せられたらいいなと思ったんです。この曲自体、呼吸のパワー配分がすごく難しいのですが、冷静に呼吸をコントロールしながらその奥にはアツい闘志を抱いているというアプローチは、まさしくカバディそのままだなと思いました。

サウンドとしては、デビュー当時に掲げていたサウンドコラージュ(ロックとEDMを融合したサウンド)というものですね。

たくさんの候補曲をいただいた中で、特に疾走感と闘志を感じるこの曲をぜひ歌いたいと思い決まったのですが、それがちょうどロックとEDMの要素を行き来するサウンドになっていたんです。デビュー当時に行なっていたサウンドコラージュという表現に原点回帰するといった意味も、タイトルの“Comin' Back”に込めています。

ラップがあったり、ラスサビでは後ろにフェイクが入っていたり、さまざまな歌い方が一曲に詰め込まれていますね。

はい。いろいろなアプローチをさせていただきました。でも、やっぱり肝となっているのは、先ほどお話をした息つく間もなく歌うサビですね。ハイトーンですし、息の使い方が難しくて、この楽曲の持つギリギリ感がもっとも表現されているので、ここが挑戦どころだったと思います。

ギリギリ感がポイントだと。

そうですね。カバディも限界ギリギリまで体を使うし、それこそ一回の呼吸が試合の勝敗を左右するんですよ。そういう意味ではカバディってブレインスポーツなので、頭をすごく使うんです。体とパッションだけでバーン!といけちゃいそうだけど、実はいかに戦略を練って試合を組み立てるかも重要で。そこも曲と通じているところで、気持ちだけで歌いきるのではなく、どこまでブレスを使うとか、パワーをコントロールするとかを自分の中でしっかり計算しておかないといけないのが難しかったです。その部分はかなり頑張ったポイントですね。

なるほど。正直言って、カバディってコミカルなスポーツという印象を持っていましたけど、実際はすごくロジカルな面もあるんですね。

そうなんですよ。僕も原作を読むまではコミカルなスポーツだと思っていましたし、僕が演じている宵越も最初は“どうせネタスポーツだろ!”とバカにしていたんです。でも、自分でカバディをやるうちに戦略性の高さと可能性に気づいて、どんどんカバディの奥深さに魅了されていくんですね。僕も宵越を演じながらカバディが戦略型スポーツであると実感しました。

試合の映像を観てカバディのことを勉強したそうですが、機会があればやってみたいですか?

興味はありますが、自分だったら一発で怪我をしてしまいそうです(笑)。普通に蹴りを入れてきたりしますからね。

蹴りがOKなんですか!?

相手にタッチするのは髪の毛でも服でも少しでも触れれば良くて、攻撃側も手で触らないといけない決まりはないんです。ロールキックという蹴りの技なんかは、本当にすごいんですよ。それくらいアグレッシブなので、“走る格闘技”なんていう呼ばれ方もしていて。さっきはロジカルだと話しましたけど、同時に肉体派でもあるんです。

ナメてました(笑)。でも、声優さんは肺活量があるから、やったらうまくなるんじゃないですか?

いや、声優はマイク前から一歩も動かない仕事ですから(笑)。息でスポーツを再現することはできても、実際にはあんなふうに動けないと思います。

ちなみにひと息で何秒くらい続きますか?

計ったことはないですが、全然続かないと思います(笑)。歌のロングトーンならそこそこいけるかもしれないですが、“カバディカバディ”って言いながらだと、あまり続かないんじゃないかな?
内田雄馬
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OKMusic編集部

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