L→R 藍染カレン、雅雀り子、巫まろ、鎮目のどか、西井万理那、大森靖子

L→R 藍染カレン、雅雀り子、巫まろ、鎮目のどか、西井万理那、大森靖子

【ZOC インタビュー】
これがZOCの1stアルバムで、
これからZOCがやっていくべきこと

このアルバムの意味が届けば
ZOCがともに生きる場所になれる

次は大森さん以外のメンバーに質問です。大森さんが作ったDisc1の収録曲の中でも、自分はこの曲に支えられた、これを歌えて良かったと思った曲を教えてください。

西井
他のグループが歌ってたらマジ嫉妬してたと思うのはM3「family name PvP版」。この曲に自分の声が入ってるというのがとっても嬉しい。出だしから好きだな。《わけわかんないことでママが怒ってる》って誰にもあることで共感しかないし。だから、この曲には誰もが支えられるんです。私、本気で学生時代に聴きたかった。そしたらどれだけ支えられたかって思う。マジでヤバい曲ですね。
私はいろんな新曲があって目移りしちゃうんですけど、最近は一周回ってM4「DON’T TRUST TEENAGER PvP版」がすごくいいと思ってます。この半年とか一年、いろんなことが起こりすぎて自信を喪失して、どうしたらいいのか分かんなくて悩むことが多かったんです。最近も悩んでいたんですけど、この曲の《私は私の目に映る世界だけを/幸せにするそれが正義だ/なんとでも言ってろよ 壊れないさ》がすごく響きました。編曲がTHE STRBEMSのヒダカトオルさんなんですけど。最近私が病んでて、ネガティブなことをSNSのストーリーに載せてたら、ヒダカさんが“コツコツ自分を信じて目の前のことをやってください”とDMを送ってくれたんですよ。
西井
お〜、やさしい。
それがこの歌詞と重なってというエピソードもあった上で、改めてこの曲を好きになったので、早くライヴでやりたいです。
藍染
私は「FLY IN THE DEEPRIVER」。ツアーで披露していますが、今回初めてCDに収録されたんです。最近は情勢とかいろんなことが難しくて、自分のパワーが下がってしまいがちだったのですが、そんな時にこの曲に底上げされたんです。ガン!って気持ちを上に持っていかれた感覚があって。

アゲ系の曲ではないのに。

藍染
なのに、ライヴで歌うたびにすごく励まされちゃって。感じたことがない感情がこれを歌う時はあるので、その曲を今回CDに収録できたことも嬉しいですね。言ってることは《クソ クソ クソ クソ》とかなんですけど、この曲は希望の曲だと私は思うんで、ずっとそういう気持ちで歌っていきたいと思ってます。
雅雀
私もこの曲なんですよ。振り付けを担当する私の立場で話すと、めちゃくちゃ踊りやすいんです。私にとってこの曲は励まされるというよりは深いところまで堕ちていって、たゆたうままでもいいんだなと思わせてくれる曲。どこまで堕ちていっても、自分が自分のまましっかりと生きていれば美しいんだと思えるし、間奏なんか夜の底までどっぷりと引きずり堕とされるような感じで。でも、自分にそういう部分はあるし、靖子ちゃんがそこに引きずられるというのもよく分かるし。そういうものを持ってる人が共鳴して、どこまでも堕ちていく。それを私は怖いとは思わないんです。そういうのが好きというか、心地良いと思ってしまうから(笑)。それが丸ごと許されるような気持ちになる曲だから、私はこれが大好き。《クソ クソ》と言ってる曲だけど安心すら感じて、芯が痺れていく感じで気持ち良い。この音とか歌詞を身体に落とし込んで、空間を舞えるのがすごく好きです。日本武道館で披露した時も気持ち良かったし。

この曲はアレンジも際立ってアバンギャルドなんですよね。

大森
はい。音なんてぶつかっていいんだって。不協和音の中、それでも成立させる。わざと音をぶつけて、壊れている美しさをアレンジで出しました。

鎮目さんはどうですか?

鎮目
私は新曲のM2「CUTTING EDGE」です。歌詞に共感できるところがたくさんあったので、レコーディングでも頭の中で“こうやって歌いたい”と思ってた通りに歌えたと自分では感じています。毎日たくさん聴いていて、聴けば聴くほど、歌詞を読めば読むほど“ここも自分に当てはまる”とたくさん気づくことができるんです。この曲をたくさん歌うことで、いろんな自分に気づいて進化できるって思うから、私はこの曲が好きです。

そして既存曲、ソロ曲などで展開していくDisc2のラストM10「REPEAT THE END」の新曲がまた素晴らしい名曲で。最後にまたこれで泣かされるという。アルバムのエンディングを飾るのに相応しいこの名曲でDisc1を締めようとは思わなかったんですか?

大森
そうですね。どうしてもDisc1の最後はM12「AGE OF ZOC PvP版」で明るく終わりたかったんです。一聴すると“明るいアゲ曲だな”で終わるんですけど、聴けば聴くほど、歌詞は真理を論理立ててただただ早口でいい逃げしながら、一番濃厚なことを書いていて。これが伝えたいことでもあるので、この曲で終わりたいというのがありました。「REPEAT THE END」は終わりもやがて流転するという意味の曲なので、Disc2まで全部を聴いた最後に聴いてほしい曲なんですよ。この曲は生きるほうを選ぶ価値について書きました。

この曲はアルバムの中でもっともストレートでいい曲に仕上げてますよね。

大森
分かりました? これは自分の中では『ドラえもん』で流れててもおかしくない曲というイメージで書いてます。自分たちのためだけになるともっとひねくれた曲にするんですけど、この曲はわざと“いい曲です”と言えるメロディーにしました。

そのメロディーをさらに美しいものにしているのがハーモニーなんですよね。

大森
グループで人数がいることは、ライヴで一斉に多重で声を出せるところがいいと思うんですよ。どんなにキーレンジが広い人でも、ひとりで一度に声を出すことはレコーディングではできてもライヴではできない。それがグループでは可能になるというのが強みなので。なおかつ、ZOCはキーレンジがめちゃくちゃ広いんです。めちゃくちゃ低い音からすっごく高い音まで出る人がいるので、その特徴を生かしてサビをオクターブで重ねて入れたりすることが多いんですよ。この技はZOC印的なものとしてよく使ってます。

今作はDisc1のみを収録したものを含め、3形態での発売となりますね。収録映像の中でも2月に行なった日本武道館のライヴ映像『NEVER TRUST ZOC FINAL at NIPPON BUDOKAN』の観どころは?

【2CD+3Blu-ray+Photobook(BOX仕様)】にはメンバー全員分の推しカメラ(マルチアングル)映像が入ってるんで、“この曲のここでは、この子はどう歌ってるんだろう?”とか気になったら、それを全員分観てチェックしてほしいですね。そのあと、また全員の映像を観直すと、違った楽しみ方ができるんじゃないかと思います。ぜひBlu-rayのほうを買って、そういうところを楽しんでほしいです。

ライヴ映像を観てもZOCって女の子ファンが多いじゃないですか? その理由は何だと思いますか?

藍染
タバコを吸ったりしていたから男の子ファンはつかないのかなって。
大森
怖いのかな?
藍染
楽曲も“この曲はこんな女の子に向けて〜”っていうアピールをずっとし続けてきたんで、そこに共感してくれた結果なのかなと思います。今回のアルバムはいろんな方面からアピールしてる曲が詰まってるので、新しい女の子たちにも届いてくれたらいいなと思っています。

男の子はどう楽しめばいいですか?

大森
“女の子に向けて”といっても乙女心って別に女の子だけが持ってるものじゃないので。いろんな人が持ってる乙女心とか“こうじゃないのにな”と思う気持ちとかが、自分では繊細に描けていると思っていて。今回はアルバムなので、その深いところまで表現している曲もあるから、“誰にも分かってもらえない”という気持ちを持っている人が“そう思ってるのは自分だけじゃないんだ”って共鳴してもらえる作品になっていると思います。ZOCは“孤独を孤立させない”という造語“Zone Out of Control”からとってるんですけど、“孤立しない崇高な孤独が共生する場所”という意味なので、“お互い孤独同士、輝き合おうぜ!”と。これまでずっと抱えてきたものが輝くんだということが、このアルバムで分かってもらえたら、ZOCがともに生きる場所になれると思います。

アルバム発売後は全国ツアー『ZOC FOR PLAYER TOUR 2021 SUMMER』がスタートしますが、どんなツアーにしたいですか?

鎮目
私は初めてのツアーなんですけど、自信を持ってステージに立っていたいと思うので、“この子、大丈夫かな?”と心配するよりも“これから頑張って!”という前向きな気持ちで観てもらえたら嬉しいな。
藍染
今回は今まで行ったことがない地方もたくさんあるので、初めてZOCを観る方がいらっしゃると思うとすごく楽しみです。映像では伝わらないZOCのライヴの熱量を、ぜひ生で体感してほしいです。ZOCは生が一番なので。
大森
ZOCはライヴアーティストとしてステージを作り上げているんで、生で観てほしいですね。

初めてZOCを観る人に何かアドバイスはありますか?

大森
“人間ってこんなに美しいんだ!?”と思ってもらえるライヴだと思います。こんな動きしてるから可愛いとか、この子の顔が可愛いとかじゃなくて、人間って、生きてるって美しいと感じられるパフォーマンスを全員がすることができるので、“この人、変だけどいいな”とか、あとからそういうことを思ってもらえるライヴだと思います。振り付けとかも全員で合わせるんじゃなくて、それぞれの特徴を生かした振り付けをり子ちゃんがしてくれているから、“自分らしく生きるってこんなにカッコ良いことなんだ!?”と分かっていただけると思います。ライヴってどうやって楽しめばいいのか分からなくても、それを感じてもらえたらいいな。怖がらずに来てほしいです。

怖くないんですよね?

大森
怖くないです。観たら“みんな、意外といい人なんだ” ”意外と可愛いな”って思ってもらえるはずですよ(笑)。

取材:東條祥恵

アルバム『PvP』2021年6月9日発売 avex trax
    • 【2CD+3Blu-ray+Photobook(BOX仕様)】
    • AVZD-96707~8/B~D
    • ¥22,000(税抜)
    • ※BOX仕様
    • 【2CD+DVD】
    • AVCD-96709~10/B
    • ¥6,600(税込)
    • ※初回仕様:三方背 BOX
    • 【CD Only】
    • AVCD-96711
    • ¥3,300(税込)
    • ※初回仕様:三方背 BOX

ライヴ情報

『ZOC FOR PRAYER TOUR 2021 SUMMER』
6/10(木) 東京・TSUTAYA O-EAST
OPEN 17:30 / START 18:30
※アーカイブ付き配信チケットあり
6/13(日) 埼玉・HEAVEN’S ROCK SHINTOSHIN VJ-3
1部公演 OPEN 13:30 / START 14:00
2部公演 OPEN 16:30 / START 17:00
6/19(土) 千葉・柏PALOOZA
1部公演 OPEN 13:30 / START 14:00
2部公演 OPEN 16:30 / START 17:00
6/26(土) 新潟・NIIGATA LOTS
1部公演 OPEN 13:30 / START 14:00
2部公演 OPEN 16:30 / START 17:00
6/27(日) 栃木・HEAVEN’S ROCK UTSUNOMIYA VJ-2
1部公演 OPEN 13:30 / START 14:00
2部公演 OPEN 16:30 / START 17:00
7/04(日) 愛知・ボトムライン
1部公演 OPEN 13:30 / START 14:00
2部公演 OPEN 16:30 / START 17:00
7/10(土) 愛媛・松山サロンキティ
1部公演 OPEN 13:30 / START 14:00
2部公演 OPEN 16:30 / START 17:00
7/11(日) 香川・高松MONSTER
1部公演 OPEN 13:30 / START 14:00
2部公演 OPEN 16:30 / START 17:00
7/17(土) 神奈川・F.A.D YOKOHAMA
1部公演 OPEN 13:30 / START 14:00
2部公演 OPEN 16:30 / START 17:00
7/22(木) 北海道・札幌ペニーレーン24
1部公演 OPEN 13:30 / START 14:00
2部公演 OPEN 16:30 / START 17:00
7/25(日) 茨城・水戸ライトハウス
1部公演 OPEN 13:30 / START 14:00
2部公演 OPEN 16:30 / START 17:00
8/01(日) 広島・LIVE VANQUISH
1部公演 OPEN 13:30 / START 14:00
2部公演 OPEN 16:30 / START 17:00
8/07(土) 熊本・Django
1部公演 OPEN 13:30 / START 14:00
2部公演 OPEN 16:30 / START 17:00
8/08(日) 福岡・BEAT STATION
1部公演 OPEN 13:30 / START 14:00
2部公演 OPEN 16:30 / START 17:00
8/09(月) 福岡・BEAT STATION
1部公演 OPEN 13:30 / START 14:00
2部公演 OPEN 16:30 / START 17:00
8/14(土) 宮城・仙台darwin
1部公演 OPEN 13:30 / START 14:00
2部公演 OPEN 16:30 / START 17:00
8/15(日) 岩手・盛岡CLUB CHANGE WAVE
1部公演 OPEN 13:30 / START 14:00
2部公演 OPEN 16:30 / START 17:00
8/21(土) 兵庫・神戸VARIT.
1部公演 OPEN 13:30 / START 14:00
2部公演 OPEN 16:30 / START 17:00
8/22(日) 大阪・umeda TRAD
1部公演 OPEN 13:30 / START 14:00
2部公演 OPEN 16:30 / START 17:00
8/28(土) 群馬・高崎club FLEEZ
1部公演 OPEN 13:30 / START 14:00
2部公演 OPEN 16:30 / START 17:00
8/29(日) 静岡・LIVE ROXY SHIZUOKA
1部公演 OPEN 13:30 / START 14:00
2部公演 OPEN 16:30 / START 17:00
9/09(木) 東京・Zepp Haneda(TOKYO)
OPEN 17:30 / START 18:30

◎詳細はこちら
https://www.zoc.tokyo/schedule/tour/detail.php?id=1001984&fdate=2021-06-10&ldate=2021-09-09

ZOC プロフィール

ゾック:シンガーソングライターで“超歌手”の大森靖子がプロデュース兼メンバーとして活躍するアイドルグループ。2018年よりインディーズにて活動をスタートさせ、20年までに3枚のシングルをリリースした。同年7月に活動休止を発表、8月には活動再開を宣言し、10月に開催した中野サンプラザでのワンマンライヴでメジャーデビューを発表。21年1月に1stシングル「AGE OF ZOC/DON'T TRUST TEENAGER」をリリースし、同月に東名阪のZepp公演、2月に日本武道館公演を成功させた。5月に新メンバーが加入。6月にメジャー1stフルアルバム『PvP』をリリースし、全国ツアー『ZOC FOR PLAYER TOUR 2021 SUMMER』を開催する。ZOC オフィシャルHP
ZOC Official Fan App

「CUTTING EDGE」MV

『PvP』
全曲つまみ食い♡TRAILER

「AGE OF ZOC」MV

「DON'T TRUST TEENAGER」MV

OKMusic編集部

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