【Tri-Sphere インタビュー】
グループ初の全国流通盤は
カッコ良さを全面に出した
両A面シングル
今まで一番大きな箱だから
たくさんの人に観てもらいたい
昨年10月から椋木さんと佐倉さんが加わって現体制で活動されてきましたが、どんな時間でしたか?
佐倉
加入してから2ndワンマンまで3カ月くらいしかなかったから曲を覚えるのに必死で、それだけでいっぱいいっぱいでした(笑)。半年くらい経ってようやく気持ちが落ち着いたところがありますけど、とにかく中身の濃い時間でした。
椋木
私はアイドル自体が初めてだったので、みんなに追いつくのに必死でした。2ndワンマンまでにライヴで観せられるレベルにならないといけないと焦りましたが、みんなが丁寧に教えてくれて…人見知りなのでレッスンも緊張してたんですけど、ツアーやイベントをやって、みんなと距離が縮まって、今は改めて“Tri-Sphereに入って良かったな”と思っています。
大塚
めるちゃんとはもともと知り合いで、私が“良かったらオーディション受けてみない?”って誘ったんです。リイナちゃんにも“Tri-Sphereに入りなよ!”って勧めていたので、ふたりとも入って良かったって思ってくれてて、私も誘って良かったってホッとしました。
今作の3曲もライヴで重要な曲たちになっていきそうですが、9月1日には3rdワンマンライヴ『SEIZE THE MOMENT』が新宿ReNYで開催されます。釆澤さんはそのライヴをもってグループを卒業されますが。
釆澤
はい。100日前からライヴに向けて毎日SNSに動画を上げていて、最初はまだ先のことだと思ってたんですけど、60日を切ったくらいから“あと2カ月か。あっと言う間なんだろうな”って思うようになりました。ワンマンまでにたくさんライヴが決まっていますし、遠征もあるので本当にあっと言う間に9月1日が来ちゃいそうです。私としては、その日までとにかく5人で楽しもうと思っています!
他のメンバーのみなさんはどんなお気持ちですか?
大塚
寂しいですけど、5人のうちにCDをリリースできたり、MVも撮れたことはすごく嬉しかったです。5人でやってきたことがかたちに残りますから。
斉藤
私もまだ実感できてないんですけど、今作のCDを含め、Tri-Sphereにとって初めてのことをこの5人でできるのは本当に嬉しいです。
佐倉
本当に複雑な気持ちですね。ワンマンライヴは楽しみですけど、その日が来ちゃったら5人でのTri-Sphereは終わりなんだなって思うと。
椋木
うん。すごく悲しいですし、今も泣きそうです。でも、前向きな卒業なので、笑顔で送り出したいです。
メンバーからから見た釆澤さんはどんな方なんですか?
大塚
パフォーマンスがすごくカッコ良くて、歌も上手で。なのに、ポンコツな部分があるので、それが可愛いなって思っています(笑)。
佐倉
私もグループの中で一番ギャップがあると思っていて、ライヴで観てると“ザ・アイドル”っていう感じなんですけど、普段は抜けてるとこともあって面白いんです(笑)。そういうところも含めて、“ついていきたい”って感じがします。
釆澤
嬉しい!
では、釆澤さんから見た他のメンバー4人は?
釆澤
美青は“うるさい”(笑)。ずっとしゃべってるんですよ。でも、一緒にいて賑やかで楽しいです。はるたん(斉藤の愛称)はしっかりしてるなって。3人(釆澤、大塚、斉藤)でTri-Sphereをやっている時から一番しっかりしている印象があって、性格はお姉さんって感じで、みんなをまとめてくれるんです。めるちゃん(椋木の愛称)は可愛い! みんなからも愛されている妹キャラです。リイナちゃんは同じ事務所の違うグループで活動していて、その時から知っていたので、Tri-Sphereに入ってくれて嬉しかったです。好きなアイドルが一緒だったりと共通点が多いので、人見知りと言ってたわりには最初からよくしゃべってくれました(笑)。
9月1日のライヴはそんな現体制の集大成となりますが、どんなステージになりそうですか?
大塚
パフォーマンスはカッコ良くキメるけど、ふざけているところというか、メンバー間でワチャワチャしてる素の感じも含めて楽しんでもらいたいです。
斉藤
1stワンマン、2ndワンマンよりも成長した姿を観てもらえるように楽しいライヴにしたいです。
釆澤
まだ具体的な内容は決まっていないんですけど、これまでのライヴ以上に楽しくて観応えのあるステージにしたいです。それと、今までで一番大きな箱ですし、現体制では最後だからたくさんの人に観に来てもらいたいです。一緒に盛り上がりましょう!
取材:田中隆信