9・23 RISE横浜 秋のビッグマッチ 那
須川天心キックカウントダウン第1戦

RISE秋のビッグマッチ『Cygames presents RISE WORLD SERIES 2021 YOKOHAMA』(9月23日(木/祝)横浜 ぴあアリーナMM)には来年春でキックボクシングを卒業しボクシングへの転向を表明している那須川天心が出場する。この横浜大会、年末、そして来春の卒業マッチと、いよいよキックカウントダウンに入った天心、今回はそのファイナルカウントダウン第1戦となる。
対するはRISEバンタム級(55kg)王者・鈴木真彦。天心とは因縁浅からぬ対戦がここで実現する。
2015年以来6年ぶりのリマッチ
▼Super Fight!バンタム級(-55kg)3分3R延長1R
那須川天心(TARGET/Cygames/RISE WORLD SERIES 2019 -58kg級王者、初代RISE世界フェザー級王者、第6代RISEバンタム級王者)
vs
鈴木真彦(山口道場/第7代RISEバンタム級王者)
両者はさかのぼること6年前、2015年8月に開催された「BLADE FC JAPAN CUP -55kgトーナメント」1回戦で対戦。当時天心は前年7月にデビューしたばかりの16歳。しかしそこから連戦連勝で6戦6勝5KO、前戦では村越優汰をKOに降しプロで初のタイトルとなるRISEバンタム級王座を獲得していた。
対する鈴木も14年9月、DEEP☆KICK 55kg級王座を17歳、7戦無敗にして獲得。すでにデビュー1年にして対戦を避けられる存在となっていた天心だが、鈴木は逆に「倒して名前を上げるチャンスだと思った」と不敵に笑い、この一戦に挑んだ。
しかし試合は1R1分46秒、天心が2度のダウンを奪ってKO勝ち。期待された鈴木だが番狂わせはならず、逆に天心は準決勝・決勝もKOしてトーナメントを完全制覇。RISE王者としての初戦であったが他団体トップクラスをも凌駕する実力を証明し、“天心伝説”本格的な幕開けを印象付けた。
天心がそこから次々と強豪をなぎ倒し、王座も獲得して格闘技界を飛び出す存在となっていったのは周知の通り。デビューから7年、プロ公式戦では44戦全勝と無敗のまま、ボクシングへの転向が予定されている。
5年無敗・20連勝と迫った鈴木
だが、負けた鈴木もここからが凄かった。天心へのリベンジを目標に連戦連勝。DEEP☆KICK王座を守り、INNOVATIONバンタム級王座、WBCムエタイ日本統一同級王座、HOOST CUP日本同級王座とこちらも次々ベルトを奪い天心を追っていく。18年11月には天心も保持したRISEバンタム級王座を獲得、天心戦以後は負けなしで勝ち星を伸ばす。
そして迎えた昨年11月、鈴木は「RISE DEAD OR ALIVE 2020 -55kg ~那須川天心挑戦者決定トーナメント~」にエントリーし遂に天心との再戦に手を掛ける。4人参加のトーナメントで鈴木は初戦、WKBA世界スーパーバンタム級王者にしてKNOCK OUT RED 55.5kg級王者でもある江幡塁を撃破(判定勝ち)。これで連勝を20に更新し、天心戦実現まであと1つとなる。
だが、ここで鈴木に立ちはだかったのが天心も「ライバル」と認める志朗。スピードで上回るかに思われた鈴木だが、志朗は右ストレートのカウンターを決め1Rにダウンを奪う。ダウンの挽回&逆転に猛追した鈴木だが、志朗はこれを食い止め、ダウンのリードを守って判定勝ち。5年無敗・20連勝を上げながら夢潰えた鈴木は涙で花道を引き上げ、近年の様々な大会・試合の中でも格闘技の残酷さを一際感じさせる場面となった。
天心再び「悪魔的な強さ」を見せるか、鈴木が一矢報いるか
天心はトーナメントを勝ち上がった志朗と今年2月に対戦し、超絶技巧戦にして心理戦を展開。だが「アッという間でした。凝縮された時間で、勝ててホッとしています」と試合後に語りこそしたものの至らせず、19年9月の対戦に続き再び志朗を退けた。
天心はその後6月のRIZIN東京ドーム大会でボクシング形式の1対3キシビションマッチを実施。コロナ禍で外国人が入国できないことからマッチメイクが困難となっており、今回「天心挑戦者決定トーナメント」ファイナリストである鈴木が選出された。
志朗戦こそ判定に終わった天心だが、江幡塁戦(19年12月、1R KO)、笠原友希戦(20年7月、1R KO)、裕樹戦(20年11月、2R KO)と、近年日本人に対してはいずれも本人がかつて口にした「悪魔的な強さ」を見せており、鈴木戦でもその再現を匂わせる。
あらゆる相手をスピードで上回り降してきた天心だが、鈴木はそれに負けない速さを持つ。これまで駆使したアドバンテージを活かせない可能性もある天心だが、もはやそういった“相性”や“組み合わせ”でくくれない、超越した域に達しているようにも思える。
「今回いろいろ試したいことがあるので、みんなに見せたいです」と話す天心。ファイナルカウントダウンの第1戦で“天心劇場”が繰り広げられるのか。あるいは鈴木が一矢報いるのか。

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