福山 潤

福山 潤

【福山 潤 インタビュー】
“いい曲にしよう”よりも
“どう楽しいものにするか?”を
考える

できることもできないことも含めて、
“楽しいもの”につなげていけるように

カップリング曲「HEALTH-iNG」についてもお話を聞かせてください。福山さんはこの楽曲について“最高に楽しい曲”とコメントしていますが、SNS社会などに問題提起をするようなドキッとする歌詞はタイトルに反してアイロニーが効いているなと。

この曲の出発点は「DIES IN NO TIME」とは逆のイメージにしようという雑談だったんです。まずは、“すぐ死ぬ”から逆のイメージを考えたのですが、僕と松井さんが同年代ということで身体の健康の話題になりまして。ただ、いきなり健康をテーマにした楽曲は無理があるかなと。なので、カップリングにもバンパイア要素を入れようと話していた時に…閃いちゃったんです。吸血鬼と言えば、モンスターハンターとして知られるヴァン・ヘルシング。「DIES IN NO TIME」とは対極的な楽曲であることを隠れ蓑に、よくよく聴いてみると人間ドッグでの自分と身体…つまりは、健康との戦いを描いたものにすればいいと! そこからは松井さんとの悪ノリで楽しく制作が進みました。

今回のシングルは全体的に『吸血鬼すぐ死ぬ』のコンセプト作品とも思える内容でした。「HEALTH-iNG」にも、いわゆる“吸血鬼モノ”なワードが散りばめられていますし。

もちろん、それは意識したところです。ただそれ以上に表題曲との対比やタイアップ先との関係を踏まえた上で、“遊び”と“真剣”の割合を差し引きしながらですが、その根底には“楽しいものにしたい”という想いがあって。僕がアーティスト活動をする上でお願いをしているのは、“僕を使って遊んでください”ということで、あくまで自分は素材のひとつなんです。できることもできないことも含めて、“楽しいもの”につなげていけるようにと考えています。

そもそも福山さんの人生において、音楽とはどのような意味を持つものでしょうか。少なくとも、ご自身の声優としてのキャリアには大きな影響を与えているものかと。

難しく考えたこともなかったですが、音楽は聴くぶんにはとても楽しいもの。自分で作って歌うとなれば、とても壁が高いもの。でも、音楽を通した出会いは、尊い出会いです。まさか僕が歌を歌うなんて、声優を目指した頃には考えてもいなかったですし、何よりアーティスト志向もなかったので、人生は分からないものですね。あくまでも軸足は声優なわけで、その範疇でしかアーティストとして活動は考えていないのですが。とはいえ、今回のようにアニメのOPテーマを担当させていただき、作品を背負うという意味ではアフレコにもますます気合いが入ります。

2022年2月にはアーティストデビュー5周年を迎えますが、ここまでの活動をひと言で表すと?

“初めてのお使いパート5”ですね。“初めて”を5回もやれば、それなりにはできるようになる。だけど、やっぱりまだうまくいかないこともあるので。

2022年3月には約2年振りとなる有観客イベント『福山潤スペシャルイベント2022 ーDIES IN NO TIME,JUN! ー』も開催予定ですが、最後に同イベントへの意気込みをお願いします。

タイトル通り、“すぐ死なない”ように気を配りつつ、思いっきり楽しい時間にできれば幸いです!

取材:一条皓太

シングル「DIES IN NO TIME」2021年10月20日発売 PONY CANYON
    • 【初回限定盤】(CD+DVD)
    • PCCG-2004
    • ¥1,980(税込)
    • 【通常盤】(CD)
    • PCCG-70477
    • ¥1,650(税込)
    • 【アニメ盤】(CD)
    • PCCG-2005
    • ¥1,650(税込)
    • 【きゃにめ限定盤】(CD+DVD+GOODS)
    • SCCG-00074
    • ¥3,520(税込)

ライヴ情報

『福山潤スペシャルイベント2022 ーDIES IN NO TIME,JUN! ー』
3/12(土) 千葉・千葉県文化会館

福山潤 プロフィール

フクヤマジュン: 11月26日生まれ。男性声優、ナレーター、歌手。97年に『月刊Asuka』のラジオCMナレーションで活動を開始し、2000年に『無敵王トライゼノン』でアニメ初主演。17年2月に1stシングル「KEEP GOING ON!」をポニーキャニオンよりリリースし、同年6月に1stアルバム『OWL』を発表、さらに9月には初ライヴ『福山潤・ひとりのBocchiShow』を開催した。福山潤 オフィシャルHP

「DIES IN NO TIME」MV
short ver.

OKMusic編集部

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