『レオレオ、タイタメ』Vol.5ーー第
一弾としてガルフ・カナウットとガウ
・ノッパガオのオンラインファンミー
ティングをそれぞれレポート

タイのエンタメ=タイタメを紹介する連載企画『レオレオ、タイタメ』、略して『レオタイ』。第5回目は、タイタメ好きを賑わせたオンラインファンミーティングの様子をお伝えしたい。賑わせたというのも、この10月にドラマ『2gether』のブライトとウィン、犬猿の仲の男子大学生たちが繰り広げる『TharnType(ターンタイプ)』タイプ役のガルフ、小説家と実写化俳優の物語を描いた『Lovely Writer』ナップシップ役などを演じたカオ(正しくはガウとのこと)の3組の人気俳優たちが、それぞれ初の日本向けファンミーティングを開催。ファンの間からは「ファンミが重なっていて忙しい」「誰を選べばいいのかわからない」と嬉しい悲鳴が聞こえてきた。今回はこのうち、ファンミーティングレポート第1弾として、ガルフとガウのオンラインファンミの様子をお伝えする。また配信を観て「タイに行きたい」という気持ちが高まったら訪れてほしい、20年前から本場タイ北部の味を提供する大阪のタイ料理のお店も紹介する。
GLOBAL LIVE FAN MEETING | GMMTV
●ステージに映し出される200名のファン
コロナ以前、タイではドラマの人気が出るとファンミーティングを開催し、パフォーマンスの他に、撮影会やハイタッチ会などを通してファンとの交流を深めてきた。開催場所はタイのみに留まらず、日本でも『SOTUS』シリーズのクリス・ピーラワットと、シントー・プラチャヤーが2回来日してファンミーティングを実施していた。
Krist & Singto 2nd Fan Meeting in Japan
しかし、コロナ禍においてはタイでも有観客での開催が厳しくなり、オンライン配信に切りかわってきている。この状況にいち早く対応したのは、クリスやブライト、ウィンらが所属する芸能事務所のGMMTV。昨年5月からの『GLOBAL LIVE FAN MEETING』を皮切りに、数々のオンラインファンミが開催された。
ARM SHARE EP.42 ラッキーファンが映し出されている映像がある
内容としては、俳優たちが歌やダンスをパフォーマンスしつつ、トークやゲームなどを繰り広げており、感覚的にはコンサートの方が近い。そして何より同イベントで最も驚いたのは、抽選でファンの中から200名が選ばれる「ラッキーファン」制度。ラッキーファンはZoomから参加することで、トーク中に背景に映し出されたり、俳優たちと一緒にゲームができたり、その中でも特にラッキーな10名は、俳優に直接質問したりすることができたりする。ラッキーファンの居住地や国籍はバラバラで、オンラインだからこそ全員が平等に参加できる仕組みがなされていた。
●10月23日、ガルフが日本初ファンミを開催、ビデオコール特典も●
『[FIRST LOVE IN JAPAN]2021 Gulf 日本初のファンミーティング』 (c)フジテレビジョン
10月23日(土)、『TharnType/ターン✕タイプ』で主演を務めるガルフ・カナウットが『[FIRST LOVE IN JAPAN] 2021 Gulf 日本初のファンミーティング』を開催。配信画面にファンが映し出されることはなかったが、サイン入りグッズが当たるチャンスがあったり、ファンミ終了後に当選した5名が個別でビデオコールできたりする特典が用意されていた。
『[FIRST LOVE IN JAPAN]2021 Gulf 日本初のファンミーティング』 (c)フジテレビジョン
ステージは聞き馴染みのある曲からスタート。BNK48がタイ語でリリースしたことでタイでも流行した、AKB48の「恋するフォーチュンクッキー」を日本語でカバー。ファンミ中に、司会が「ガルフは努力家だ」と何度も話していたように、冒頭一曲目から膨大な練習を重ねただろうことがうかがえた。
『[FIRST LOVE IN JAPAN]2021 Gulf 日本初のファンミーティング』 (c)フジテレビジョン
とにかく衣装替えが多かった同イベント。2着目はガルフ初の主演作品である『TharnType』で着用したサッカーのユニフォームで登場。シリーズの各シーンを振り返りながら、当時の心境や裏話を明かしていく。同作品についてなんと35分間も語られており、ドラマのファンにとっては前半だけでも見応えたっぷりの内容だった。
『[FIRST LOVE IN JAPAN]2021 Gulf 日本初のファンミーティング』 (c)フジテレビジョン
来年放送開始予定でメイクアップアーティスト役として出演する次回作にも触れた後、再び衣装を替えてドラマ挿入歌の「Hold Me Tight」と「Be Mine」をメドレーで歌った。次の仕事にスイッチしながらも、完結しているシリーズのファンも大切にしていることが伝わってきて胸が熱くなる。
『[FIRST LOVE IN JAPAN]2021 Gulf 日本初のファンミーティング』 (c)フジテレビジョン
続いて視聴者から事前に募集していた質問コーナーが始まった。「願いが一つだけ叶うなら何をする?」との質問に「その願いを10個に増やす」とガルフ節をみせた後は袴に着替え、Twitterのコメントを拾いながら太巻き作りに挑戦していた。
『[FIRST LOVE IN JAPAN]2021 Gulf 日本初のファンミーティング』 (c)フジテレビジョン
最後はSirasak Ittipholpanichの「แทนใจ」をパフォーマンス。衣装には日本語で「ずっとそばに居たい。」「愛してるよ。」とガルフの思いが刻まれており、その衣装のまま日本語で「まだ僕のこと見ててくれて嬉しいです」「早く皆さんに会いたいです」「また会いましょう」とメッセージを残して締めた。こちらも10月31日(日)23:59までアーカイブ配信を実施中。『TharnType』の沼に少しでもハマっている人は、貴重な話を聴き逃さないようチェックを。
●10月24日、ガウは『進撃の巨人』やワンオクの曲も日本語でカバー●
『Kao Noppakao 1st JAPAN ONLINE FANMEETING 2021』ガウと着付けの先生
さらに翌日の24日(日)には『Until We Meet Again~運命の赤い糸~』『Lovely Writer The Series』のガウ・ノッパガオも『Kao Noppakao 1st JAPAN ONLINE FANMEETING 2021』を開催。オンライン配信と同時に、東京⼤⼿町三井ホールにてライブ上映会も行われていた。開演前にはタイのトップシンガー、トンチャイ・メーキンタイの「Poochai Yahng Chun」や、Official髭男dismの「イエスタデイ」などが「Kao’ s PLAYLIST」として流れており、ライブ前のSEのようで気持ちが高まる。
『Kao Noppakao 1st JAPAN ONLINE FANMEETING 2021』オープニングアクト
まずはガウが浴衣姿で登場。日本にまつわるトークが繰り広げられ、北海道や『FUJI ROCK FESTIVAL』に訪れたいとしながらも、まだ来日したことがないというガウに、ファンによる日本のおすすめスポットをランキング形式にしたマップが渡された。他のイベントは違い、回答者全員の意見が反映されている点が印象的だった。
『Kao Noppakao 1st JAPAN ONLINE FANMEETING 2021』
質問が終わると、次は音や状態などを言葉で表す「オノマトペ」を当てるゲームが始まる。「キラキラ」「ニャーニャー」などが表すものが3択で用意されており、正解すれば視聴者にサイン色紙のプレゼントが用意されるというもの。順調に答えていたが「ふわふわ」で不正解となり、罰ゲームとして「ふわふわ」を表現することに。公式Twitterからその時の会場の様子を映した動画が投稿されていて、会場のファンたちが声を押し殺しながらも、つい出てしまっていた黄色い声に共感させられる。
『Kao Noppakao 1st JAPAN ONLINE FANMEETING 2021』
プレゼントが揃ったところで、名前の正しい読み方などファンからの質問に答える。日本ではKaoと書くことから「カオ」と読まれがちだが、由来が数字の9であること、タイ語で9はガウ(ウとオの間の音)と発音することから、正しくはガオであることが説明されていた。他の質問では「今一番やりたいことは仕事。最近は責任感を持って仕事に向き合っている」と答えており、それを体現するかのように全員の名前をガウが読み上げていく。小さなことではあるが、真摯に向き合っている様子が見てとれる。さらに来場者の一人が直接質問する機会も設けられたり、イベント終了後に来場者との記念撮影をしたりと、オンラインではあるがファンと対面した交流も図られていた。
『Kao Noppakao 1st JAPAN ONLINE FANMEETING 2021』
最後に日本語で『進撃の巨人』Season3のオープニングテーマでYOSHIKIHYDEによる「Red Swan」と、ONE OK ROCKの「Wherever you are」を披露。実はトークの冒頭で、日本のアーティストの中で「X JAPANとワンオクが好き」と語っていたので、最後にようやくピースがハマったような気がした。
『Kao Noppakao 1st JAPAN ONLINE FANMEETING 2021』
同イベントも11月7日(日)23:59までアーカイブ視聴が可能だ。代表作を観ていなくても楽しめる内容のため、現時点で観なかったことを後悔している人は、観てほしいし、既に視聴したという人もアーカイブ期間中に、何度か見返して楽しんでほしい。
◇20年間、本場タイの味を提供してきた名店◇
連載を始めた頃にも書いたのだが、筆者は未だタイに足を踏み入れたことがなく、「本場の味」がわからない。そこでタイに何度も足を運び、本場の味を知っている人にオススメの本格タイ料理屋を紹介してもらった。そのお店のレビューを見ると「大阪で一番好き」「現地の味」とのコメントもあり、期待値は高まるばかり。
スウィートバジル
スウィートバジル(Sweet Basil)
タイ料理、タイカレー屋
[月~土]11:30~13:00(L.O)、17:30~21:30(L.O)
[日]17:30~21:30(L.O) ※通常営業時
定休日:火曜日、祝日
大阪府大阪市北区大淀南1-11-9 2F
http://www.sweetbasil.jp/

頭上に取り付けられたタイ名物タクシーのトゥクトゥクと、合掌している置物に出迎えられ、タイの最新人気曲がかかっている店内へ。早速注文したソム・タム(青パパイヤのサラダ)は、口に入れた瞬間からピリッとする辛さの後に青パパイヤの甘さがきて、クセになる。スウィートバジルを運営しているHORAPHAの南場規子取締役が「日本人向けにアレンジせず、ハーブや香辛料を入れてタイ人シェフが現地の味を再現している」というだけあって、自宅では作れない味付けだ。他にもカニを丸ごと食べられるカニと卵のカレー炒めや、空心菜のタイ式炒め、ガパオ、ココナッツミルクスープのトム・カーガイ、パッタイなども注文したところ、辛いものが苦手な筆者が初めて「辛いけど美味しい」と思えたほど、どれを食べても他のタイ料理屋では食べられない上品な味だった。
また「北部料理が得意なので、北部の香辛料を使ったラープ・クオー(豚ミンチ)や豚カレー、餅米がお勧め」(南場取締役)とのこと。餅米は配膳された直後はガパオなどを乗せて、冷めてきたら手でこねて食べるという2つの楽しみ方ができる。騙されたと思って試してもらいたいのが、ココナッツミルクアイスクリームの少し冷えた餅米添え。食べ方によっては3度楽しめるため、ぜひ餅米を注文して欲しい。
今回はコロナ禍でも、タイと日本を繋ぐオンラインファンミーティングについて特徴を挙げてきた。元々俳優とファンの距離が近いタイだからこそ思いつくのだろう発想が面白いので、気になる俳優がいれば一度観てもらいたい。2つのイベントの様子をまとめてレポートしたが、一概に「日本向けの」イベントとはいえ日本の要素を散りばめる箇所は違うこと、それぞれの俳優の個性もイベントに反映されていることが伝わっただろうか。それぞれ見逃し配信期間中のため、少しでも気になったら観てもらえると嬉しい。第二弾として、ブライトとウィンのファンミーティングの様子も近々公開予定。今回の記事の感想はハッシュタグ「#レオタイxファンミ」でシェアを!
◇今日ひとことタイ語講座◇
แฟน(フェーン、fɛɛn)=ファン
※恋人もแฟนのため、แฟนคลับ(フェーン クラップ、fɛɛn khláp)=ファンクラブとも呼ばれる。
文=川井美波

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