iri、5周年ツアー東京公演オフィシャ
ル・レポ到着 YouTubeで初のトーク
& アコースティック・ライブ生配信

Photo by 田中聖太郎

10月27日(水)に初のベスト・アルバム『2016-2020』をリリースしたiriが10月28日(木)に新木場USEN STUDIO COASTにて開催した『iri 5th Anniversary Live “2016-2021”』東京公演のオフィシャル・レポートが到着した。

また、11月7日(日)19時から、初のベスト・アルバムをリリースし、5周年ツアーを終えた今の心境を語り、アコースティック・ミニ・ライブも行う初のYouTube生配信『iri Talk & Acoustic Live on YouTube』を行うことも決定。こちらも合わせてチェックを。

【オフィシャル・ライブ・レポート】

TEXT by 小野田雄

今年10月にデビュー5周年を迎え、10月27日に初のベスト・アルバム『2016-2020』をリリースしたアーティスト、iriが、10月29日(木)に東京・新木場のUSEN STUDIO COASTにて、全国ツアー『iri 5th Anniversary Live “2016-2021”』の東京公演を行った。

このツアーは、そのタイトル通り、iriが5年間に渡って続けてきた濃密な活動を凝縮したもの。それはまた、10代より地元のジャズクラブにてギターの弾き語りで歌を紡いできた才能の原石が、2016年のデビューをきっかけに始まった様々なプロデューサーやプレイヤーとのコラボレーションを通じて、揺るぎない個性を確立するまでの物語でもある。音楽を歌い奏でる喜びに身を任せながらも、決して平坦ではない道のりを歩んできた彼女は、時に悩み、迷い、またある時は自らを鼓舞するように生み出してきた歌の数々、その心の軌跡をどのように捉え、ステージで体現するのか。

場内の照明が落ちると、登場したのは、デビュー以前から親交が厚いキーボードの村岡夏彦をはじめ、ドラムの堀正輝、ベースの村田シゲ、マニュピレーション、エレクトロニクス全般を担うジョージ(Mop of Head)からなるバンド・メンバーたち。今年春のツアーも帯同した4人に、本ツアーの東京公演のみ、Shin Sakiuraがギターで加わったフルバンドをバックに、アコースティック・ギターを手にしたiriは「ナイトグルーヴ」からライブをスタートした。一言一言、一音一音を確かめるような歌と演奏は、そのままテンションを高めながら、モダンなダンストラック「半疑じゃない」と「Watashi」を繋ぎ、「Corner」、「Shade」では新たに加わったギターに呼応するように、よりエモーショナルにその歌声を響かせた。
中盤は楽曲提供した「make me bright」のセルフ・カバーから「SUMMER END」、「Wonderland」と続くオーセンティックなヒップホップ・ソウルをはじめ、ジャンルを横断する楽曲の多彩さが光った。「24-25」「Sparkle」で圧倒的な高揚感を放ったかと思えば、「言えない」「はじまりの日」「会いたいわ」ではメランコリックな響きで会場を満たし、『井上陽水トリビュート』に提供した「東へ西へ」のカバー、そして自らを奮い立たせるようなメッセージを込めた「渦」と「Only One」。歌とラップ、低域から高域、ファルセットと、縦横無尽に行き来するボーカル表現の豊かさは、長い試行錯誤の成果そのものだ。
バンド・メンバーが去った本編ラストは、独りステージに残ったiriが、曲作りを始めた最初期の曲である「無理相反」と幼くして亡くなった実兄に捧げた「brother」をギターの弾き語りで披露。一切の装飾がない、ありのままの歌と共に音楽活動の原点に立ち返ってみせると、再びバンドを伴って登場したアンコールでは、自分のリズムを刻んでいきたいというデビュー時の思いを込めた1stアルバムのリード曲「rhythm」を演奏し、新たな決意を胸に、デビュー5周年の節目を締め括った。
歌い手として目覚ましい成長を遂げたこのライブは、内に秘めた感情を青い炎のように燃やしてきたiriが、ありのままの自分を解き放つ術を身につけた象徴的な瞬間でもある。右も左も分からないまま試行錯誤を重ねた2016年の1stアルバム『Groove it』からエネルギーを発散させた2018年の2ndアルバム『Juice』、その対極にある心の陰影を美しく投影した3rdアルバム『Shade』。そして、自然体で紡いだ「会いたいわ」がリリースから3年越しに予想外のバイラル・ヒットとなった流れを受け、自分のなかで何かが弾けた2020年の4thアルバム『Sparkle』。新しい表現を追い求めるあまり、背伸びしすぎた時期もあったという彼女がリスナーのサポートに後押しされ、確信を得た自然体の歌が宿す説得力は、5周年を経た今後の音楽活動の新たな糧となり、新しい景色を切り拓いていくことになるはずだ。
Setlist
1. ナイトグルーヴ
2. 半疑じゃない
3. Watashi ※Nike Women『わたしに驚け』キャンペーン・ソング
4. Corner
5. Shade
6. make me bright (他アーティスト提供曲セルフ・カバー)
7. SUMMER END ※Abema TV『恋愛ドラマな恋がしたい 〜kiss to survive〜』主題歌
8. Wonderland ※ソニーh.ear×ウォークマン CMソング
9. 24-25 ※セイコールキア25th Anniversary CMソング
10. Sparkle ※ソニーワイヤレスヘッドフォン CMソング
11. 言えない
12. はじまりの日 ※J-WAVE『MOVIN’ON!!』プロジェクト・ソング
13. 会いたいわ
14. 東へ西へ (『井上陽水トリビュート』収録曲)
15. 渦 ※国際ファッション専門職大学TVCMソング
16. Only One ※国際ファッション専門職大学TVCMソング
17. 無理相反
18. brother
EN. rhythm
【リリース情報】
完全生産限定盤 / 通常盤 / アナログ ver.
初回限定盤 ver.

iri 『2016-2020』

Release Date:2021.10.27 (Wed.)
Label:Victor Entertainment
[完全生産限定盤](CD+Tシャツ) VIZL-1956 ¥6,000 + Tax
[初回限定盤](CD+BD) VIZL-1955 ¥4,000 + Tax
[通常盤](CD)VICL-65581 ¥3,000 + Tax
[アナログ](2枚組)VIJL-60272〜60273 ¥4,000 + Tax
Tracklist:
01. ナイトグルーヴ
02. rhythm 
03. brother
04. Watashi
05. Shade
06. Corner
07. 24-25
08. Wonderland
09. Sparkle
10. Telephone feat. 5lack
11. Only One
12. SUMMER END
13. 会いたいわ
14. Valerie
15. make me bright*
16. 東へ西へ

*配信はバンドル・ダウンロードのみ。単曲ダウンロード、ストリーミングサービスでの対応なし。

※Tシャツはビッグシル・エットのLサイズのみ(身丈 74cm、身幅 61cm、肩幅 58cm、袖丈 25cm)
※初回限定盤はホログラムデジパック仕様
※Blu-ray(初回限定盤)収録内容:MV10曲、ライブ映像「Live in The Night City 言えない / 会いたいわ」


【イベント情報】

『iri 5th Anniversary Live “2016-2021”』

日時:2021年10月7日(木) OPEN 18:00 / START 19:00
会場:愛知・名古屋 DIAMON HALL 

日時:2021年10月9日(土) OPEN 17:00 / START 18:00
会場:大阪・大阪城音楽堂

日時:2021年10月17日(日) OPEN 17:00 / START 18:00
会場:福岡・DRUM LOGOS

日時:2021年10月28日(木) OPEN 18:00 / START 19:00
会場:東京・新木場USEN STUDIO COAST

日時:2021年10月29日(金) OPEN 18:00 / START 19:00
会場:東京・新木場USEN STUDIO COAST

※全公演終了

■ iri オフィシャル・サイト(http://iriofficial.com/)

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