田中敦子、「攻殻機動隊」シリーズ支
えるファンに謝意 95年の東京ファン
タ上映を振り返る

 第43回日本アカデミー賞で「新聞記者」が作品賞に輝いた藤井道人監督が構成を手がけた「攻殻機動隊 SAC_2045 持続可能戦争」の公開記念舞台挨拶が11月13日、東京・新宿ピカデリーで行われ、田中敦子(草薙素子役)、大塚明夫(バトー役)、山寺宏一(トグサ役)、潘めぐみ(江崎プリン役)が登壇した。
 神山健治と荒牧伸志が共同監督を務めたシーズン1(全12話)に新たなシーンを加えて再構築し、全編フルグレーディングを施した劇場用長編アニメーション。経済災害とAIの爆発的な進化により、世界が持続可能な戦争「サスティナブル・ウォー」に突入した2045年。傭兵部隊として活動していた全身義体のサイボーグ・草薙素子と元公安9課の面々が招集され、再び「攻殻機動隊」が組織される。
 田中、大塚、山寺が再集結するのは2006年に製作された「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX Solid State Society」以来。田中は「このメンバーで会うのは久しぶり。不安もありつつ、いざ始まるとブランクを感じさせず、一瞬で昔に戻ることができた。楽しくて楽しくて、収録はあっという間。おふたりとも心強くて頼りにしています」と変わらぬチームワークに全幅の信頼を示した。
 9課メンバーの声優陣も「古くから一緒にやってきた仲間の空気感が、あっという間に立ち上がってきて、まるで魔法のようだった」(大塚)、「トグサのビジュアルが良くなったのに、山ちゃんの声が老けたなと思われたらと不安もありましたが(笑)、あっという間に『攻殻』の世界に入り込めた」(山寺)と作品との強い絆をしみじみ語った。
 一方、今回新たにチームに加わった潘は、「緊張しましたが、皆さん大好きな先輩ですし、緊張よりも安心感があって光栄、楽しみ、ワクワクが勝りました」と述懐。田中から「潘ちゃんは本当にかわいらしくて華があるので、スタジオがパッと明るくなる」と言葉をかけられると、「恐縮です!」と照れ笑いを見せていた。
 舞台挨拶の締めくくりに、田中は1995年に開催された東京国際ファンタスティック映画祭での「GHOST IN THE SHELL」(監督:押井守)上映を振り返り「当時、渋谷パンテオンという劇場で舞台挨拶をしてから26年が経ちました。このように長く愛していただき、今日こうして登壇できるのも皆さんのおかげです」とシリーズを支えるファンの応援に感謝していた。
 この日はお笑いコンビ「マヂカルラブリー」の野田クリスタルと村上が、驚異的な知能と身体能力を持つ新たな敵「ポスト・ヒューマン」の扮装で駆けつけた。「攻殻機動隊 SAC_2045 持続可能戦争」は、11月25日まで全国20スクリーンで公開。

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