【この2.5次元がすごい】印象的だっ
た「ワールドトリガー the Stage」の
新しい演劇表現“フィジカライブ”

(c) 葦原大介/集英社 (c) 『ワールドトリガー the Stage』製作委員会 異世界からの侵略者近界民(ネイバー)と防衛組織ボーダーとの戦いを描く人気漫画「ワールドトリガー」。現在アニメ3rdシーズンも好評放送中のこの作品がついに舞台化されました。「ワールドトリガー」といえばトリオンと呼ばれる生体エネルギーで戦うSF作品。舞台化を知ったときは、戦闘シーンがどうなるのかがまず気になりました。11月19日に開幕した「ワールドトリガー the Stage」は「ワールドトリガー」の世界をどのように表現しているのでしょうか。
新しい演劇表現「フィジカライブ(Physical×Live performance)」
 劇場に入ると舞台には大きなキューブのようなセットがあり、少し無機質な印象を感じました。本作のために考案された新しい演劇表現「フィジカライブ(Physical×Live performance)」についても上演前から話題でしたが、それがこのセットと関係あるのでしょうか?
(c) 葦原大介/集英社 (c) 『ワールドトリガー the Stage』製作委員会 物語は植田圭輔さん演じる空閑遊真に、溝口琢矢さん演じる三雲修が出会うことで動き出します。ボーダーは戦闘時に自身の持つトリガーを起動します。トリガーとは、個人の生体エネルギーのトリオンを消費して使用する武器のこと。トリオン量は個人によって様々。同じトリガーを使っても、トリオン量の差でその強さが変わるのです。
 戦闘シーンを中心にセットに映し出される映像は、立体感のあるセットのおかげで、会場全体にトリオンが広がるような感覚があり「ワールドトリガー」の世界に吸い込まれるようでした。
 脚本・演出の中屋敷法仁さんは今作のこだわりについて「原作の素晴らしい世界観に対抗するために今回『フィジカライブ(Physical×Live performance)』と銘打ちました。まず、目で楽しむ表現として梅棒さん、泰智(KoRocK)さんに入っていただくことで、俳優たちが舞台上でダンサブルな躍動感あふれるパフォーマンスを行っています。そして、GIRA MUNDOさんによる刺激的な音楽が耳を楽しませます」とコメント。転換なども動きのある切り替えが目立ち、ワクワクとした気持ちで次のシーンを楽しめました。
 原作の魅力をどうやって舞台で表現するのかは、2.5次元舞台を楽しむうえで重要な要素です。舞台によって独自の演出が注目されますが、「ワールドトリガー the Stage」といえばフィジカライブと印象付けられました。
キャラクターに寄り添った役作り
(c) 葦原大介/集英社 (c) 『ワールドトリガー the Stage』製作委員会 フィジカライブと同様に魅力的なのが、俳優陣の表現力です。植田さんが遊真を演じるにあたって発表したコメントからもそれが伝わります。
 「実年齢と17歳差がある15歳の役を演じていますが、演じる役の年齢設定はあまり関係なく、いかにキャラクターに寄り添い、かつ自分らしくいられるかということが役に近づく最短ルートで一番大事なことだと思っています。学生服を着ていますが、あまり気にせず、空閑遊真役に植田圭輔が選ばれた意味を日々追及しながら稽古に臨みました」
 まっすぐで飄々とした性格の遊真や、頑固で真面目な修など、原作と同じ彼らに出会うことができました。植田さんと同じように、俳優陣がそれぞれのキャラクターに寄り添った結果なのでしょう。
 原作がまだまだ続いているだけに、第2弾、第3弾が期待される「ワールドトリガー the Stage」。東京公演に続いて12月5日から大阪公演が予定されています。

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