「ARIA The BENEDIZIONE」ポスター

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【今年の新語大賞】師走にホッと一息
できそうな「チルい」アニメ5選

 多くの辞書を出版する三省堂主催の「今年の新語2021」で、「マリトッツォ」「〇〇ガチャ」などをおさえて「チルい」という言葉が大賞に選ばれました。音楽分野の「チルアウト(chill-out)」が由来で、「リラックスした様子だ」「落ち着いて気分がよい」などの意味があります。

 今回のニュースで「チルい」という言葉を知ったばかりの編集部員Gが、せわしない師走にホッと一息つけそうな「チルい」アニメ5作品をご紹介します。
水の惑星で紡がれる癒しと成長の物語「ARIA」シリーズ
「ARIA The BENEDIZIONE」ポスター(c)2021 天野こずえ/マッグガーデン・ARIA カンパニー 天野こずえ氏による漫画を原作にテレビシリーズが第3期まで制作された人気シリーズ。12月3日から最終章「ARIA The BENEDIZIONE」が公開中です。
 水の惑星アクアが舞台で、ゴンドラを漕いで観光客を案内する「ウンディーネ」と呼ばれる少女が主人公。美しい景色とともに、少女たちの成長物語が描かれます。ムードたっぷりの音楽も魅力で、癒されながらゆったりとした旅行気分を味わうことができるシリーズです。
キャラクターの適度な距離感にほっこり「ゆるキャン△」シリーズ
「ゆるキャン△」第1期キービジュアル(c)あfろ・芳文社/野外活動委員会 キャンプブームの火付け役のひとつとも言われる人気シリーズ。制作スタッフによる綿密なロケハンによって旅とキャンプの楽しさが丁寧に描かれ、キャンプ飯の描写は深夜に見るとお腹が減ってしまうこと必至です。なでしこら主要キャラクターたちが互いの価値観を尊重しあう適度な距離感も魅力で、作劇のためにギスギスさせるようなことが一切なく、終始ほっこりとした気持ちで楽しむことができます。
 来年初夏に待望の「映画 ゆるキャン△」の公開をひかえ、22年1月からはテレビアニメ第1期がTOKYO MXなどで再放送されます。未見の方は、ぜひ一度ご覧になってみてください。
▽関連インタビュー
「ゆるキャン△」花守ゆみり東山奈央が感じた「キャンプ愛」と、お勧めの“キャンプめし”
https://anime.eiga.com/news/105642/
「ゆるキャン△ SEASON2」花守ゆみり&東山奈央 取材メモで助かることと助からないこと
https://anime.eiga.com/news/112626/
“何もおきない”女子大生と小学生の日常「私に天使が舞い降りた!」
テレビアニメ「私に天使が舞い降りた!」キービジュアル(c)椋木ななつ・一迅社/わたてん製作委員会 日常系アニメを得意とする動画工房の到達点のひとつと言いたくなるぐらい、劇的なことは何も起きないのにとにかく面白い珠玉の1作。コスプレ服づくりが趣味の人見知りの女子大生・星野みやこが、妹のひなた、妹の友達の花、ハーフでちょっと高飛車な愛ら“天使な小学生”とたわむれる様子が、ひたすら楽しく描かれます。
 ここで紹介している作品すべてに共通して言えることですが、のんびりしたムードで一見何もおきない物語を飽きさせずに見せるには、制作スタッフによる手練手管の技がないとできないことです。2022年に劇場公開される新作「私に天使が舞い降りた!プレシャス・フレンズ」にも期待大です。
2人ぼっちのディストピアファンタジー「少女終末旅行」
(c) つくみず・新潮社/「少女終末旅行」製作委員会 主な登場人物は、水瀬いのり久保ユリカが演じる少女2人だけ。人間社会が滅びた廃墟の世界を、半装軌車のケッテンクラートに乗って当てもなく旅する様子がほのぼのとしたテイストで描かれます。うっすらと絶望感がただようディストピア世界には心地よさすら感じられ、お風呂回などもある日常ものをミックスさせたフレッシュな作品世界を堪能できます。
 雨音が次第に音楽に変化していくエピソード(5話)など、こんなに凝ったことをテレビシリーズでやるのかと放送当時見て感銘をうけました。今でも折にふれて見返している作品です。
癖になるシュールギャグと音楽が魅力「キルミーベイベー」
「キルミーベイベー・スーパー」ジャケット画像(c)カヅホ・芳文社/キルミーベイベー製作委員会 ジャンルとしてはギャグアニメですが、個人的にチルいアニメにぴったりだと思ったので最後に挙げました。「まんがタイムきららキャラット」で連載されたカヅホ氏の漫画を原作に J.C.STAFF制作で2012年にテレビアニメ化され、放送から9年後の今年になっても新作グッズのポップアップショップが設けられるほど根強いファンが多いようです。
 主人公のやすな、金髪碧眼の殺し屋少女ソーニャ、忍者の殺し屋あぎりらが繰り広げるバイオレンスでシュールな日常が独特なテンポで描かれ、「EXPO」作編曲によるオープニングとエンディングは一度聴いたら耳から離れないインパクトがあります。ギャグものなので好き嫌いが別れるかもしれませんが、ツボに入るととにかく癖になるスルメのようなアニメです。
 他にも「のんのんびより」シリーズ、配信アニメ「衛宮さんちの今日のごはん」、実写ドラマ化もされた「聖☆おにいさん」などもチルいアニメと言えそうです。あなたがチルいと思うアニメがありましたらハッシュタグ「#チルいアニメ」をつけてぜひツイートしてみてください。

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