森崎ウィンと金谷かほりが語る『ニュ
ーイヤー・ミュージカル・コンサート
2022』とミュージカルの魅力~「一
年の始まりに、心を輝かせる“初日の
出”的コンサートに」

2022年1月8日(土)~1月10日(月・祝)に東急シアターオーブにて開催される『ニューイヤー・ミュージカル・コンサート 2022』。森崎ウィン、佐藤隆紀(LE VELVETS)、そして海外アーティスト3名の出演が予定されていたが、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で来日は叶わず。だが、新たなキャストとして朝夏まなと、小南満佑子、クリス・ハートという豪華出演者が発表された。どんなコンサートになるのか。演出の金谷かほりと出演する森崎ウィンに思いを聞いた。
2022年はいい年に!年明けを飾るミュージカル・コンサート
ーー出演にあたっての意気込みを教えてください。
森崎:ミュージカル・コンサートに出させていただけるということで、純粋に楽しみでしかないです。シアターオーブとはすごくご縁があるように感じています。あとは歌ったことがない楽曲を歌うということで、自分の中でかなり挑戦的なコンサートになるんじゃないかなと思っています。
ーー今の意気込みを受けつつ、金谷さんはどんなコンサートにしようと考えていらっしゃいますか?
金谷:私ね、この間……なんてお呼びしたらいいですか?ウィンウィンでいいです?
森崎:ウィンウィンでいいですよ(笑)。
金谷:ウィンウィンさまのライブを見させていただいて、そのときにすごく明るいエネルギーを感じたんです。今、日本のミュージカル界って、若い人がたくさん出てこられて、どんどん変わっていっているなと感じていました。この明るいエネルギーと素晴らしい歌声に、青空みたいな爽やかさを感じて。それを舞台にいかせたらなと思いました。ウィンウィンさまには期待しています。
森崎:がんばります!
森崎ウィン
金谷:私、ものすごい陽気な人間なので(笑)、まず、オープニングはめっちゃ明るく格好いい感じにしていきたいですね。ミュージカルとか音楽とか、もちろん感動は大事だけれども、楽しさとか明るいエネルギーをお客様に舞台上からお伝えできたらなと思います。
ミュージカル、今たくさん始まっているけれども、来られる方は舞台ファンで寂しい思いもされたと思うんですよ。この2年間。それを年明けに「いやいや、みなさん、今年はいいことありますよ!」って。ライブの舞台でなければ、届かないーーもちろん配信とかも新しいスタイルでもいいと思うんですけどーー、ライブでなければ味わえない、出ている人とお客様が両思いで、波と波とが一致するような、そういうモーメントができるのではないかと思っています。
ーープログラムの中でも特に楽しみな楽曲があれば教えてください。
森崎:僕は個人的にすごく楽しみなのが『ディア・エヴァン・ハンセン』の「Waving Through A Window」。本国の公演は見れていないんですけど、曲を聴いていまして、純粋に楽曲として好きな曲が多くて。歌いたいなとずっと思っていました。絶対に僕に合うと自分で感じる楽曲ばかりなんです。
先日映画の公開につき、応援アンバサダーをやらせていただいて、映画も一足先に見させてもらったんですけど、本当にいいミュージカル。現代にすごく刺さりますし、家族の話なので、僕自身重なる部分がたくさんあったりして、本当に泣きっぱなしでした。その楽曲を英語で歌えるというのは、興奮していますね。そういう普段できないようなこともできるのが、こういうミュージカル・コンサートの魅力だなと改めて気づかせてもらいました。
金谷:そうですよね。宝箱みたいだとセットリストを見て思いました。全部お宝っぽい。「Corner of the Sky」(ブロードウェイミュージカル『ピピン』より)も楽しみですね。好きな曲なんです。
金谷かほり
森崎:「Corner of the Sky」は(城田)優くんからいろいろなことを聞いています。僕、何が怖いって、あの城田優の後にやるというのが怖いです。『ピピン』を純粋に見ていたんですよね。ミュージカルの勉強がてら見に行っていたんです。こんなに素晴らしいエンタメが来ているんだ!なんで世の中は知らないんだ!という怒りを覚えたぐらい素晴らしくて。そのあと、出演のお話をいただいて、やる!となったんですけど、日が経てば経つほど、「待てよ、城田優のあとだもんな……」と思って(笑)。
金谷:私も好きなミュージカルです。日本であそこまでのことが出来ているのがすごいなと思いましたね。
ーー他の出演者の方についてもぜひ期待されていることがあれば教えてください。
金谷:佐藤(隆紀)さんの『アラジン』が楽しみ。楽しい曲だし、頭にいろいろなこと描きやすい曲だから。でも他の方も、全曲楽しみですね。この二人がこれを歌うのか!という意外性がある組み合わせもあって。
森崎:全員はじめましてなので、純粋にいちエンターテイナーとして楽しみにしています。個人的には、クリス・ハートさん。元々から大変素敵なシンガーじゃないですか。僕のバンドのピアニストの方が、ずっとクリス・ハートさんともご一緒していたそうで、なんとなく昔からクリスハートさん会えるんじゃないかなと思っていたので、まさかこういう形でお会いできるとは思っていなくて。すごく楽しみです。
金谷:前向きなメッセージが伝わる曲が多いよね。お客様は心がすごく動くんじゃないかなと思います。
森崎ウィン「とにかく行動する一年に」
ーーここで、表現としてのミュージカルの見どころを語っていただきたいです。
森崎:純粋に音楽は音楽で単体で好きですし、お芝居も好きです。生でしか味わえない舞台、その空間で生まれるものが好きですし、総合芸術が集まったものがミュージカルのように感じています。
森崎ウィン
大きなミュージカルは『ウエスト・サイド・ストーリー』(2020年2月~3月)からこれまで2本経験させていただいたんですけど、本当にやっていてわくわくするんです。人によっては、芝居中に歌が入ってくるとちょっと嫌という人もいるかもしれないんですけど、僕はそこに違和感は全然なくて。むしろ、歌わせてくれてありがとう、歌ってくれてありがとうという感覚でいる(笑)。エンターテイメントとして本当に楽しくて、心が浄化される気がするんですよね。それがミュージカルの魅力だと僕は思います。
金谷:私もミュージカルは好きなんですけど、ミュージカルで歌うの嫌がる人いるじゃないですか。でも一番、感情を表現するべきときに、歌になっている。お客様もそういう気持ちになってきている。すごい総合芸術だと思います。
ミュージカルには、「これは歌うよね!」という名曲が多くありますよね。作中いろいろなことが起きるけど、楽曲が一本筋を通していくんですよ。『レ・ミゼラブル』だったら、これは祈りと許しのストーリーでしょう?これはミュージカルじゃないとできない手法。ライブでそれをお客さんに伝えていくのは、ミュージカルの魅力だなと思います。
ーー新年のコンサートということで、2022年の抱負をぜひ教えてください。
森崎:2021年は個人的にはいろんなことがありました。お仕事のこともそうですが、2021年も人に恵まれた年でした。金谷さんにお越しいただいたライブもそうなんですけど、僕一人じゃ作り上げられないですし、いい人たちに恵まれて。あ、俺って一番持っている宝って、人かもしれないなと思う自分がいます。と同時に、自分自身がその人たちに恩返しをしていくとなったら、改めて今までとは違う角度で考える年にもなったのかなと思います。母国のこともそうなんですが、いろいろなことがあって、いち人間として立ち上がりたいと思った時に、また自分にそんなに力がなかったりして、そこの現実とも直面して、今自分がいる立場や立ち位置を知るきっかけになった年でした。
森崎ウィン
2022年は恩返しはそうなんですけど、エンターテイナーとして僕は立っているわけだから、エンターテイメントを通して、人々の心に何か太陽だけではなくて、明日への糧になる何かを与えられる人になりたいなと思います。そこに向かって、行動していくということですかね。とにかく動いて、行動していく年にしたいと思います。
金谷:コロナが始まった時に、「なんだこれは」と白目になった瞬間があったんですけど、止まったらダメだと思ったんです。どんなことでもやり続けようと思って、自分を錆びさせないようにやり続けているんですね。ちょっとでも止まったら、苔が生え、錆びるみたいな自分をイメージして。止まらないでやってきて、2021年は成果があったなと思ったんですよ。
2022年はもっと勉強しようと思っています。勉強の一年にしたい。2023年にかけるぞという、長期的な目線なんですけど、1日1日を大事に勉強していきたいですね。自分の年齢を考えると、あと何年できるのかというところに至るんですよ。1日がものすごく大切なものになってきている。自分の一生を何に捧げたのかと問われたら、エンターテイメントなんです。何十年もやってきたから、もう辞めない。自分という人間をエンターテイメントで使い切ってやると思っています。
私もウィンさんと同じように、出会いに恵まれています。だからずっと続けてこれた。私、20代のときに60歳まで仕事が出来たらよかったということにしようと思っていたんですけど、今、60歳なんです。だからある意味、夢が叶った人なのよ。この先をどうするか。そういうことを真剣に考えています。だから2022年はもっともっと勉強しようと思っています。
金谷かほり
ーー最後に、コンサートを楽しみにされている皆様に一言お願いします!
森崎:僕がいつも思うのは、舞台に立つ側としても見にいく側としてもそうなんですけど、劇場に入った瞬間に、別世界を作りたくて。そして、劇場を出るときには、何かを持って帰ってほしい。あとは時計を見させないというぐらい、時間を忘れて、その瞬間だけ、みなさまの時間は預けていただけたらなと思います。
年明けにふさわしいショーを金谷さんも作ってくださると思うので、僕らは忠実についていって、最高のエンターテイメントをお届けできたらなと思います。2時間~3時間ぐらいでしょうか。その時間を僕らにぜひ預けてくださいと伝えたいです。
金谷:私は、お越しいただいたお客様に心を輝かせてほしい。人は初日の出を見るけど、そんな気持ちになってほしい。そんな気持ちでコンサートを見ていただいて、楽しんでいただいて、心を輝かせて、心に栄養が行き渡ることを感じていただけたらなと思っています。ウィンウィンさまの歌声を、初日の出的に浴びます(笑)。
森崎:わかりました!僕が初日の出、太陽になりましょう!(笑)
金谷:ミュージカルファンの方もあまり馴染みがない方も、音楽や歌、エンターテイメントが自分を輝かせてくれる経験をしてくださったら嬉しいです。劇場でお待ちしています。
金谷かほり、森崎ウィン
取材・文=五月女菜穂 撮影=iwa

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