L→R Fuma-Z(Dr&Cho)、高橋大樹(Vo&Gu)、Yoshi Nakayama(Gu&Cho)

L→R Fuma-Z(Dr&Cho)、高橋大樹(Vo&Gu)、Yoshi Nakayama(Gu&Cho)

【POETASTER インタビュー】
“この3人でやっていくぜ”っていう
表明になる2曲をまず出したかった

八王子発のギターロックバンド・POETASTERが、自身初のシングル「Sparkle & You」をタワーレコード限定でリリース。自らの王道をアップデートしたことを印象づける「ムーンライトメロディ」と異色のファンクロックナンバー「BEAT UP」がどのように生み出されたのか? さらなる進化の予感とともに新体制になった3人に訊いた。

多くの人に届けたいと考えた時、
英詞に限界を感じた

1stシングル「Sparkle & You」、とても聴き応えがありました。個人的にPOETASTERの音源をちゃんと聴いたのは今回が初めてだったのですが、“このバンド良い! 大好きかも!”と思いました。

高橋
嬉しいです。

どのように良かったのかは後々お伝えさせていただきますが、今回OKMusic初登場なので、まずプロフィール的なところからおうかがいします。2013年に八王子で結成されたそうですが、どんな流れで始まったのでしょうか?

高橋
もともと僕がメロディックパンクのバンドをやっていたんですけど、そのバンドが解散して、新たに日本語のバンドをやろうと思い、当時のベースとスタジオで暇そうにしていたFuma-Zと、先輩のギターを誘いました。全員が同じ大学だったんですよ。で、2013年11月に自分らの企画で初ライヴをして、そこから活動を続けてきました。

新たに日本語のバンドを始めようと思ったきっかけは?

高橋
自分の音楽を多くの人に届けたいと考えた時、英詞に限界を感じたというか、その頃からもう日本語のバンドばかり聴いていたので、日本語でチャレンジしてみようと思いました。当時は八王子のMatchVoxというライヴハウスでバイトしていたんですけど、そこでよくライヴをやっていたfor better, for worseがグッドモーニングアメリカというバンドに変わって、日本語で歌うようになったんですよ。

あぁ、英詞のエモメロバンドから。

高橋
そうなんですよ。その姿を見ていたので、僕もこういうふうに活躍できたらと思いました。

その他、高橋さんが聴いていた日本語のバンドを参考までに聞かせていただけますか?

高橋
このバンドを始めた頃は、double faceって八王子のバンドとか、藍坊主とか、SOUTH BLOWとか。近いところだとircle。もちろん、グドモも聴いていました。よく観に行っていたので、その周りのバンドはいっぱい聴いてましたね。

Fuma-ZさんとYoshiさんの音楽的なバックグラウンドは高橋さんと共通しているのですか?

Fuma-Z
結成当時の僕はthe pillowsしか聴いていませんでした。the pillowsとMr.Childrenがバンドだと思ってたんですよ(笑)。
Yoshi
僕はPOETASTERに正式加入したのは最近なんですけど、もともとパンク/ハードコアの畑の出身で。だから、バックグラウンドは高橋とはまったく違いますね。僕は90年代の日本のパンクや、The BeatlesとかOasisとかのいわゆるUKロックが好みです。Hi-Standardから入って、REACH、THUMB、CAPTAIN HEDGE HOGがずっと好きで、その中でもpopcatcherってバンドが一番好きだったんですけど、高橋もそのバンドが好きなので、そこらへんは共通していると思います。popcatcherも英詞から日本詞に変わっていったので、POETASTERの音楽が僕のバックグラウンドとは違っても、外から見ている時から違和感はなかったですね。
高橋
僕もメロコアとエモが好きで。Yoshiさんがやっていたバンドを追いかけていたんですよ(笑)。高校生の頃から追いかけていて、前のバンドの時に“対バンしてください”ってお願いしまくって、対バンしてもらっていたんです。

POETASTERは17年2月にリリースした1stミニアルバム『声命力』を皮切りにリリースを重ね、順調に活動を続けてきましたが、19年から20年にかけて結成メンバーだったギタリストとベーシストが相次いで脱退してしまいました。コロナ禍ということもあって、その時期はかなりつらかったのではないでしょうか?

高橋
そうでもなくて。“次、どうしようかな?”とずっと前を向いてました。メンバーの脱退は悲しかったけど、僕がバンドを辞める理由にはならないじゃないですか。いろいろな人のサポートがあったからこそやれていたわけですけど、楽しかったです。自分たち的にはピンチでしたが改めてライヴができる喜びを感じられて、バンドに対するモチベーションもまったく下がらなかったです
Fuma-Z
先のライヴも決まっていたし、助けてくれる人も多かったので、ありがたいと思いながらやっていました。個人的にはこれが初めてのバンドなので、脱退もサポートを迎えることも初めてだったんですよ。だから、“これが脱退か”“これがサポートか”って(笑)。

Yoshiさんは昨年11月に正式加入しましたが、そのきっかけは?

Yoshi
POETASTERのサポートを始めて1年経ったくらいから、高橋からも正式メンバーになってほしいとは言われていたんです。ただ、僕だけ山梨に住んでいることや、他にもバンドをやっていることを考えると、軽々しく返事はできないと思ってました。でも、正式メンバーとしてやりたい気持ちはあって。サポートとはいえ、ライヴのやり方についてもいろいろ意見を言わせてもらっていたので、正式メンバーにならないと関係性がはっきりしないし、自分の中で気持ち悪い部分もありました。せっかくならPOETASTERがステップアップできるタイミングで正式メンバーになりたいと思って、21年7月にリリースした前作のEP『The Gift of Sound e.p.』を作る前に、高橋に“1stミニアルバムの『声命力』を超えてみろ”と言ったんですよ。バンドにとっても、お客さんにとっても、1stミニアルバムの曲って大事だから、それを超えられる作品を一緒に作れるんだったら正式メンバーになってもいいと思ったんです。それで、『The Gift of Sound e.p.』に収録されることになる「望碧」のオケを作って、高橋にデータで投げたら、20分ぐらいで歌詞もメロもほぼ入っている状態で返ってきて。それがすごく良かったので、“これは正式に入るタイミングだな”と思って、ツアーファイナルで正式加入を発表しました。なんだか、恋人と3年つき合ってきて“もう籍を入れないとヤバいんじゃない?”って感じと似ているなと(笑)。
高橋
「望碧」のオケを聴いて“最高じゃん!”って思ったんですよ。だから、僕は試されているような緊張感はなく、ただ楽しんでメロディーをつけました。

POETASTERのどんなところに魅力を感じたんですか?

Yoshi
僕はギターロックのシーンをよく分かっていなかったので、最初にサポートを頼まれた時は“3本だけ助けてあげるか”って感じだったんですけど、いざステージに立ってみたら、思っていた以上にアツさがあったんです。本人たちにも“この状況を何とかしなきゃ”という気持ちがあって燃えていたと思うんですけど、それが一番の武器なのかなって。

高橋さんとFuma-Zさんは、Yoshiさんのどんなところに惚れ込んだのですか?

Fuma-Z
一番頼れるし、楽しいし、一緒にいたらレベルアップもできそうだし。ライヴの時に後ろから3人の動きを見るのが好きなんですけど、Yoshiさんがいるとカッコ良いんですよ。
高橋
そもそも僕からしたら昔からのヒーローなので。何人かサポートしてもらった中で、Yoshiさんとやった時が一番バンドのテンションもアガッたんですよね。ギターもジャンプもカッコ良いし(笑)、しかもコーラスもうまい。“負けたくない”とも思わせてくれるんです。
L→R Fuma-Z(Dr&Cho)、高橋大樹(Vo&Gu)、Yoshi Nakayama(Gu&Cho)
シングル「Sparkle&YOU」

OKMusic編集部

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