【仲村瞳の歌謡界偉人名言集】#235
歌手・秋元順子の言葉

作詞家、作曲家、編曲家、音楽プロデューサー、バンドマン、振付師、……そして、歌手。きらびやかな日本の歌謡界を支えてきた偉人たちを紹介するとともに、その方々が発したエネルギー溢れる言葉を伝えます。常軌を逸した言動の裏に、時代を牽引したパワーが隠されているのです! このコラムで、皆様の生活に少しでも艶と潤いが生まれることを願います。

デビューするまでの日々を下積みだなん
て思ったことがありません

より

2006年に58歳で歌手としてデビューし、2008年にシングル『愛のままで…』が大ヒットした秋元順子。2008年の「第59回NHK紅白歌合戦」に、61歳6ヶ月で出場を果たし、紅組での初出場最高齢記録保持者となる。当時、“団塊世代の星”や“アラ還の星”と称されて一躍スターダムにのし上がった秋元は、現在も第一線で活躍し続けている。このインタビューは、秋元が歌手を志したきっかけや、家庭の事情で進学できずに就職した会社員時代の音楽活動などが語られている。今回の名言は、その記事からの抜粋。

秋元は、紅白に出場したことを「よく“人生が激変しましたね”なんて言われるのですが、私自身は何も変わっていません。もちろんプロとして、“代わりがいない”という責任感は強くなりましたが、歌に対する姿勢は会社に勤めていた頃のまま」と語り、今回の名言「デビューするまでの日々を下積みだなんて思ったことがありません」に繋がる。58歳でのデビューは世間的には“遅咲き”と言われるが、本人は“下積み”という言葉を嫌い、「私にはそれがちょうどいいタイミングだったのです。よく言うんですよ、“私の旬は50代だった”って。だって旬なんて自分の想いひとつで決まるもの」と主張。「遅すぎるなんてことはありません。ほら、今やってみたいことが頭に浮かんできたでしょう(笑)。思い立ったが吉日! すぐに行動に移してくださいね」と、読者により良く生きるためのエールを贈っている。
秋元順子 (あきもとじゅんこ)
1947年6月21日生まれ、東京都江東区出身。幼少時に児童劇団に所属。1965年、石原裕次郎主演映画『青春とはなんだ』に生徒役のエキストラとして出演。高校卒業後、石油会社に入社。会社のハワイアン同好会に入会し、ハワイアンバンドでの音楽活動を始める。24歳で生花店を営む男性と結婚。二児の子育ての手も離れた40歳の頃、かつてのハワイアンバンド仲間から誘われて音楽活動を再開。2005年にインディーズでリリースしたシングル『マディソン郡の恋』が、インディーズとしては異例の「有線お問合せランキング」1位を獲得する。それが話題となり、2006年にアルバム『マディソン郡の恋』にてメジャーデビュー。2008年、シングル『愛のままで…』が大ヒット。 同年、「第59回NHK紅白歌合戦」に出場を果たす。61歳6ヶ月での初出場で紅組での初出場最高齢記録を樹立。2022年2月23日、シングル『なぎさ橋から』を発売。現在もなお、“団塊世代の星”と称され、精力的に音楽活動を続けている。
仲村 瞳(なかむらひとみ)
編集者・ライター。2003年、『週刊SPA!』(扶桑社)でライターデビュー後、『TOKYO1週間』(講談社)、『Hot-Dog PRESS』(講談社)などの情報誌で雑誌制作に従事する。2009年、『のせすぎ! 中野ブロードウェイ』(辰巳出版)の制作をきっかけに中野ブロードウェイ研究家として活動を開始。ゾンビ漫画『ブロードウェイ・オブ・ザ・デッド 女ンビ~童貞SOS~』(著・すぎむらしんいち/講談社)の単行本巻末記事を担当。2012年から絵馬研究本『えまにあん』(自主制作)を発行し、絵馬研究家としても活動を続ける。2014年にライフワークでもある昭和歌謡研究をテーマとした『昭和歌謡文化継承委員会』を発足し会長として活動中。

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