激走した一年間の集大成がいまここに
『ウマ娘 プリティーダービー 4th E
VENT SPECIAL DREAMERS!!』東京公演
DAY1レポート

昨年2月24日のゲームサービス開始以来、爆発的なヒットを続けて社会現象にもなっているクロスメディアコンテンツ『ウマ娘 プリティーダービー』。そんな快進撃をファンと共に祝うイベント「ウマ娘 プリティーダービー 4th EVENT SPECIAL DREAMERS!!」東京公演が3月5~6日に調布市・武蔵野の森総合スポーツプラザで開催された。劇中でファンとウマ娘が勝利の喜びを分かち合うウイニングライブを再現したかの様な盛り上がりを見せたイベント初日の様子をレポートしよう。

■最新ナンバーから始まりの一曲まで、『ウマ娘』の歴史がここに
長年の雌伏の時を経て、満を持してのゲームアプリサービス開始から一年…レースの激走の如き勢いは止まること無く続き、社会現象級のヒットコンテンツとなった『ウマ娘 プリティーダービー』。先日迎えた1st ANNIVERSARYの盛り上がりと呼応する様に、会場はほぼ満席となる盛況ぶり。開演間近に流れてきた『うまぴょい伝説』に合わせて、ファンがクラップや芝色のグリーンのコンサートライトで応えるなど場内にイベントへの期待が高まる中、いよいよイベントの幕が開いた。
まずステージには、ゲームの新育成シナリオ「Make a newtrack!!」でも存在感を見せている乙名史記者役の陶山恵実里がシークレットゲストとして登場。ゲーム内同様のハイテンションで饒舌なトークを交えながら、ライブ中の注意事項や協賛企業名をアナウンスして期待感を盛り上げていった。
そして軽快なファンファーレ共に8名のウマ娘ダンサーが登場。光り輝く星やウマ娘達のシルエットが映し出されるスクリーンをバックに、見事なダンスでプロローグを盛り上げていく。そしてステージに各ウマ娘のポーズを決めた出演陣がせり上がりながら登場。いよいよライブのスタートだ。
●We are DREAMERS!!/ウマ娘
(c) Cygames, Inc.
オープニングを飾るナンバーは、この4thイベントのテーマソング「We are DREAMERS!!」。今回のステージ自体も、ゲーム中のライブで同曲を見る際に登場するステージをリアルで再現したものだ。
実況アナウンサー役・明坂聡美の曲紹介と、スペシャルウィーク役・和氣あず未&サイレンススズカ役・高野麻里佳のここまで応援し続けてくれたファンへの感謝のメッセージを皮切りに曲がスタート。ここまで走り続けてきた日々を思い返しながら、まだまだ未来へと一緒に走っていこうというウマ娘達からファンへのメッセージが、総勢23名の元気いっぱいのハーモニーとアップテンポなメロディと共に紡がれていく。そんな歌に客席のファンはコンサートライトを緑に輝かせて、会場を彼女達が走るターフの色に染め上げて応えて最高のスタートダッシュを共に決めて見せた。
オープニングナンバーを歌い終えての挨拶では、各メンバーが担当ウマ娘のキャラクターも交えた挨拶を披露。ナンバリングイベントや大きなステージ自体が初めてというメンバーが緊張を口にしながらもやる気を見せたり、前回の3rdイベントでは挨拶で名乗るのを忘れていたゴールドシップ役・上田瞳がきちんと挨拶してみせて盛り上がりを誘う一幕も。
そして一周年を飾る曲である「We are DREAMERS!!」を初めてフルで披露した感想や、トウカイテイオー役・Machicoの仕切りによる衣装披露のグルグルタイム、初出演組を代表してマチカネタンホイザ役・遠野ひかるが嬉しさを語ったり、マルゼンスキー役・Lynnが配信で見てくれているファンに感謝のメッセージを送ったところで、再びライブがスタート。
●Fanfare for Future!/和氣あず未(スペシャルウィーク役)、高野麻里佳(サイレンススズカ役)、Machico(トウカイテイオー役)
2曲目は企画スタート当初から追いかけているファンには懐かしい一曲。2016年に発売されたCD『STARTING GATE 01』収録の和氣あず未・高野麻里佳・Machicoによるユニット曲で、ある意味『ウマ娘』の始まりとも言えるナンバーだ。ウマ娘たちのレースへのときめきを三人の見事なハーモニーを交えて唄い上げる。ライブ後半のMCで全曲を振り返った際には、三人でこの曲を大きなステージで唄えて、懐かしさと嬉しさでいっぱいになったとMachicoが語るなど、演者とファン双方にとって思い出深いステージとなった。
●WINnin' 5 -ウイニング☆ファイヴ-/橋本ちなみ(ファインモーション役)、近藤唯(ビワハヤヒデ役)、優木かな(スーパークリーク役)、新田ひより(マチカネフクキタル役)、久保田ひかり(メジロドーベル役)
ゲームの育成シナリオ第2弾「アオハル杯 ~輝け、チームの絆~」のテーマソングを、五人の個性派ウマ娘のキャストが歌のテーマである「青春」を感じさせるブルーのライティングに照らされながら熱唱。それぞれのキャラクターならではのセリフも曲の合間に織り込みながら、最後はゲーム内のライブ同様に5人でのジャンプも決めて場内を盛り上げていった。
●ぼくらのブルーバードデイズ/上田瞳(ゴールドシップ役)、大橋彩香(ウオッカ役)、木村千咲(ダイワスカーレット役)
2曲目につづいて、こちらも企画初期のCD『STARTING GATE 03』からのユニットナンバーが登場。やたらとケンカしてしまうウオッカとダイワスカーレットに、そんな二人の世話を焼くゴールドシップを交えて、ぶつかり合いながらも互いを思う気持ちを歌とモノローグを交えながら唄い上げたナンバーを、三人でゴンドラに乗り込んでアリーナを巡りながら客席へと届けていった。曲の合間には三人からファンへの感謝のメッセージを織り交ぜ、ラストはゴンドラ内でポーズを決めて締めくくった。
●Lucky Comes True!/新田ひより(マチカネフクキタル役)
ハイテンションな言動と、そこからかいま見える可愛らしさで人気のマチカネフクキタル。そんな彼女の占いを交えた恋心をアップビートに唄い上げたソロナンバーを、彼女のビジュアルイメージである「和柄」「ダルマ」「招き猫」を使ったビジュアル演出と共に熱唱。
同じ冠名の後輩・マチカネタンホイザ役の遠野ひかるが「鼻血出さないように」と応援したり、配信版ではARで巨大なダルマや招き猫が会場内を飛び回るなど徹頭徹尾ハイテンションなステージに。客席もそんな賑やかさに応える様に極彩色のコンサートライトの光で包まれながら盛り上がった。

●NEXT FRONTIER/藤野彩水(エイシンフラッシュ役)、優木かな(スーパークリーク役)、日原あゆみ(ヤエノムテキ役)

アナーキーな前曲から一転してブルー系のライティングに染まるステージで始まったのは、頂点のレースで勝ったウマ娘だけが唄えるナンバー「NEXT FRONTIER」。唄うメンバーもゲーム内の育成シナリオやモデルの競走馬が天皇賞を勝利した三名が勢ぞろいし、解説役はそれらのレースで惜敗し続けてきたナイスネイチャ役・前田佳織里という通好みのセレクト。ゲーム内のライブステージを再現する様にステージ前で炎が吹き上がる中、三人は力強い歌声とダンスで頂点を極めた者の歌を見事に唄いきってみせた。
●winning the soul/Machico(トウカイテイオー役)、近藤唯(ビワハヤヒデ役)、渡部優衣(ウイニングチケット役)、香坂さき(ゴールドシチー役)、会沢紗弥(メジロアルダン役)
TVアニメ第2期・第1話でのインパクトが印象深いナンバー「winning the soul」。ゲーム内ではクラシック三冠レースを勝たなければ唄えないこのナンバーを、トウカイテイオー役・Machicoを筆頭に、ゲーム内のシナリオでクラシック路線に果敢に挑んだウマ娘を演じた5人が熱唱。ステージ最上段に5人が並び、燃える様な赤とオレンジのライティングの中で叩きつける様な力強いボーカルで迫力満点のステージを創り上げていった。
ライブ前半戦が終わり、乙名史記者役・陶山恵実里が「取材」と称してここまで唄ってきたメンバーを呼び込んでのMCタイムがスタート。
ここまでのステージについてはウオッカ役・大橋彩香は今までにない演出が多くて熱くなったとコメント。ここまでの『ウマ娘』についての想いについては、和氣からは1300万ダウンロードの力となってくれたファンはもちろん、競馬界から力になってくれた武豊や細江純子などこれまで支えてくれたすべての方々への感謝の気持ちが述べられた。そして最近ゲームに実装されたファインモーション役・橋本ちなみやエイシンフラッシュ役・藤野彩水からは、演じるウマ娘をより深く知ってもらえたことや、作中での新たな関係性が広がっていったことへの嬉しさが語られた。
思った以上に豪華で驚かされたという1st ANNIVERSARY記念アニメの話題では、チーム<スピカ>をまとめてくれたり4thイベントのプロモーションでもがんばってくれたトレーナー役・沖野晃司への感謝が伝えられた。
最後にゲーム2年目への期待については、これからもっとたくさんのトレーナーさんと出会いたいというものに加え、橋本からは色々なウマ娘の声優さんと友達になりたい、近藤からはビワハヤヒデとブライアンの仲良しぶりがもっと見たい、そしてヤエノムテキ役・日原あゆみからはヤエノムテキのゲーム実装を待ち望んでいると個々の想いも語られて、ライブは中盤戦へ。
■新たな仲間と共に広がっていく『ウマ娘』ワールド
●GIRLS' LEGEND U/橋本ちなみ(ファインモーション役)、藤野彩水(エイシンフラッシュ役)、香坂さき(ゴールドシチー役)、優木かな(スーパークリーク役)、鈴木絵理(トーセンジョーダン役)、久保田ひかり(メジロドーベル役)、遠野ひかる(マチカネタンホイザ役)、会沢紗弥(メジロアルダン役)、日原あゆみ(ヤエノムテキ役)、吉咲みゆ(ハッピーミーク役)
中盤戦のトップを飾るのは、ナンバリングイベント初登場の10名による「GIRLS' LEGEND U」。ゲームアプリのサービスが開始された一年前の門出を飾った曲を新たなメンバーで唄うこのステージは、ある意味新たなるスタート。それぞれのキャラクターを活かしながらのボーカルや、ゲーム内に登場して一躍人気フレーズとなったマチカネタンホイザの「えい、えい、むん!」も生で飛び出して、場内も大いに盛り上がった。
●Exercise the Right/佐伯伊織(キングヘイロー役)
続いての曲は、自身のシナリオのみならず多くのウマ娘達との関係性を見せて、ゲーム内で一躍存在感を増していったキングヘイローのソロナンバー。ブルーのライティングに染め上げられながら、佐伯は切なげながらも凛としたボーカルで、キングヘイローの誇り高きプライドを熱く唄い上げて、彼女のさらなる魅力をファンへと刻み込んだ。
●UNLIMITED IMPACT/高柳知葉(オグリキャップ役)、会沢紗弥(メジロアルダン役)、日原あゆみ(ヤエノムテキ役)
企画初期のCD『STARTING GATE 02』のユニットナンバーにして、ゲームではダートレースの重賞を勝ったものだけが唄える「UNLIMITED IMPACT」。今回はオリジナルシンガーのオグリキャップ役・高柳知葉を中心に、彼女が主役のコミック『ウマ娘 シンデレラグレイ』で鎬を削るライバル達が共に熱唱。解説も同作でオグリキャップのライバルとして登場するスーパークリーク役・優木かなだ。
立ちはだかる雨や泥にもひるむことなく、力強く走り続けることを誓う決意の歌を、ブルーやパープルのライティングを浴びながら三人が熱く唄い上げ、同コミックの世界を彷彿とさせるパワフルなステージが繰り広げられた。
●BLOW my GALE/和氣あず未(スペシャルウィーク役)、高野麻里佳(サイレンススズカ役)、木村千咲(ダイワスカーレット役)、Lynn (マルゼンスキー役)、藤野彩水(エイシンフラッシュ役)
ゲームの最新育成シナリオ「Make a newtrack!!」を勝ち抜いたウマ娘が唄う最新ナンバーを、ファン待望のフルコーラスでライブ初披露。ゲームでは激しい風の演出が印象的なこの曲を、ライブではスタート時から炎が吹き上がる熱さで魅せるステージとなったが、メンバーはひるむこと無くステージ最前列にダンサーも交えて並び力強いボーカルで最強を目指すウマ娘達の想いを紡ぎ出し、最後は全員で一番を目指す様に天を指差して締めくくった。
●Never Looking Back/Machico(トウカイテイオー役)、上田瞳(ゴールドシップ役)、近藤唯(ビワハヤヒデ役)、渡部優衣(ウイニングチケット役)、鈴木絵理(トーセンジョーダン役)、遠野ひかる(マチカネタンホイザ役)
メンバー6人を乗せたステージ最上段が大きくせり上がり、その前面にも仕込まれたスクリーンにもステージのビジュアルが映し出される。昨年夏にゲームのハーフアニバーサリーのテーマソングとして発表された「Never Looking Back」のゲーム内ステージが、メインスクリーンと合わせてリアルで再現されたのだ。そんな迫力のステージに立った6人は、どんな困難が待ち受けていようと振り向かず前に進み続ける想いが込められたリリックを、見上げるファン達に届けるよう情感たっぷりに唄い上げた。
中盤戦を終えてのMCタイムは、配信で見ているファンに運動でアピールして盛り上げようという対決コーナーに。チーム<ゴールドシップ>とチーム<マルゼンスキー>に分かれて、マルチアングル用カメラに制限時間内に様々なパフォーマンスでアピールしていく両チームだが、各キャラクターならではのパフォーマンスを見せながら、最後は全員で息の合ったポージングを決めたチーム<マルゼンスキー>が会場のファンの支持を集めて勝利。その盛り上がりを引き継ぎながらライブは後半戦へと突入した。
●グロウアップ・シャイン!/橋本ちなみ(ファインモーション役)、香坂さき(ゴールドシチー役)、優木かな(スーパークリーク役)、佐伯伊織(キングヘイロー役)、日原あゆみ(ヤエノムテキ役)、吉咲みゆ(ハッピーミーク役)
仲間と共に走る楽しさを唄ったTVアニメ第1期エンディングテーマ「グロウアップ・シャイン!」を、ナンバリングイベント初登場の5人と初歌唱のキングヘイロー役・佐伯伊織というフレッシュなメンバーで披露。3人ずつに分かれてゴンドラに乗り込みアリーナを周回。間奏ではキングとヤエノによるMC合戦を交えながら、ファンの間近で走るトキメキを込めた歌声を届けていった。
●Enjoy and Join/和氣あず未(スペシャルウィーク役)、Machico(トウカイテイオー役)、渡部優衣(ウイニングチケット役)、藤野彩水(エイシンフラッシュ役)
明坂聡美の実況に乗って登場したのは、モデルとなった競走馬達が日本ダービーで劇的な勝利を飾ったウマ娘を演じた4人。前曲のメンバーと入れ替わる様にゴンドラに乗り込んでアリーナを巡り、青春のキラメキを唄ったOVA『BNWの誓い』のエンディングテーマを四者四様の個性あふれるボーカルで唄い上げた。
●<スペシャルコンテンツ>1日限りの伝説木魚ライブ/上田瞳(ゴールドシップ役)、渡部優衣(ウイニングチケット役)、鈴木絵理(トーセンジョーダン役)、新田ひより(マチカネフクキタル役)
ライブが一息つくと、明坂聡美の実況と共にトレセン学園のファン感謝祭がスタート。するとクイズに飢えたゴールドシップ役・上田瞳がトーセンジョーダン役・鈴木絵理にねだる形で音ネタクイズがスタート。会場のファンもコンサートライトの色で回答に参加したり、鈴木が問題の読み上げで「難しい漢字が読めない」というトーセンジョーダンのネタを織り交ぜるなどして盛り上がる。
だが三問目の木魚の音を聴いてキレるゴールドシップが、自ら木魚を持ち出して荒ぶるパッションのままにライブに突入…そう、ゲームでのゴールドシップの育成で登場するイベントをリアルで再現しようというのだ。さらに木魚のリズムにひかれて登場したマチカネフクキタル役・新田ひよりの合いの手ボーカルやウイニングチケット役・渡部優衣のエアギターも加わってステージはカオスのごとく盛り上がり、それについていけないトーセンジョーダン役・鈴木は虚無の表情に……。
こうしてゲーム内イベントをハイテンションに再現したステージも終了と思いきや、本日が誕生日のマチカネタンホイザ役・遠野ひかるを呼び込んでのサプライズバースデーがスタート。客席のファンもローソクの代わりにコンサートライトを赤く輝かせ、ハッピーバースデーの歌を歌い終えて遠野がフーッと吹き消す仕草を見せると、それに合わせて全員がライトを消すというパフォーマンスも決めて誕生日を祝ってみせた。そんな仲間とファンの気持ちに遠野もゲーム中でのGIレース勝利のパフォーマンスで応えて会場も湧き上がった。
●Just a little bit/久保田ひかり(メジロドーベル役)
再び始まったライブのトップを飾るのは、メジロドーベルのソロナンバー。大きなステージで唄うのは初めてという久保田だったが、メジロ家のウマ娘のイメージカラーである青と緑に染まった客席の輝きに応える様に、自分に自信が持てないながらもがんばって走ろうとするメジロドーベルの複雑な気持ちを、情感たっぷりに唄いあげて、見事に初のソロステージを走りきってみせた。
●transforming/高野麻里佳(サイレンススズカ役)、新田ひより(マチカネフクキタル役)
青いライティングと闇に染まるステージに、波紋が広がる様なスクリーン演出と共にサイレンススズカ役・高野麻里佳とマチカネフクキタル役・新田ひよりがせり上がってくる。そうして始まった曲はスズカが主役を務めるゲームのメインストーリー第5章のテーマソング「transforming」だ。
幻想的な幾何学模様が飛び交い、配信ではそれらがARで宙を飛び交う幻想的なステージ上で、スズカと彼女と不思議な友情を育むフクキタルにしか見えない世界をファンタスティックに歌声で紡いでいく。そして最後はまばゆい光と共に宇宙へと至りながらステージは静かに幕を閉じた。
●Ring Ring ダイアリー/高柳知葉(オグリキャップ役)、前田佳織里(ナイスネイチャ役)、佐伯伊織(キングヘイロー役)、遠野ひかる(マチカネタンホイザ役)、会沢紗弥(メジロアルダン役)
たまにはこんな「Ring Ring ダイアリー」も良いよねというトウカイテイオー役・Machicoと共にスタートした今回のこの曲は、初歌唱となる5人の組み合わせ。ネイチャらしさに満ちた「何か文句ある?」のフレーズや、メジロアルダンからの気遣いの言葉など、いつも走り続けるウマ娘達に訪れた休息の日々をアンニュイに唄ったナンバーを、オリジナルとはひと味違ったほんわかとした感じで優しく唄い上げた。
●彩 Phantasia/大橋彩香(ウオッカ役)、木村千咲(ダイワスカーレット役)、橋本ちなみ(ファインモーション役)、久保田ひかり(メジロドーベル役)、吉咲みゆ(ハッピーミーク役)
ゲーム内のティアラ路線を勝ち抜いたウマ娘が唄えるナンバーということで、そちらで活躍するウマ娘を演じるメンバーにハッピーミークを加えた5人が勢ぞろい。咲き誇る桜をイメージした曲を可愛く元気に、そして途中から激しいロックへと転調するパートでは力強く腕を振り上げて会場のファンと一体になって5人も盛り上がる。そして配信版のクライマックスでは場内に桜吹雪が舞い、客席もコンサートライトの桜色で染まるという華やかな盛り上がりを見せた。
後半戦を終えてのMCでは、全員が揃ってここまでの全曲を振り返っていく。初めてのステージを一所懸命にやり遂げたり、今日はいないメンバーへの想いを込めたり、演じるウマ娘の新たな一面を見せる様にしたなど、それぞれの曲に込めた想いが語られていった。中でもゴールドシップ役の上田は木魚ライブは今回限りと言われたので全力でやりきったことや、「彩 Phantasia」のラストは各キャラらしいポーズで決めるのだが、ハッピーミークはゲーム内では棒立ちのみなので今回のためにポーズを考案したといった裏話も明かされた。
そして3時間近く続いたライブも、いよいよクライマックスへと突入する。
■ファンが育ててくれた『ウマ娘』はこれからも走り続ける!
●ユメヲカケル!/Machico(トウカイテイオー役)、近藤唯(ビワハヤヒデ役)、渡部優衣(ウイニングチケット役)、前田佳織里(ナイスネイチャ役)、遠野ひかる(マチカネタンホイザ役)
競い合うライバルへの思いが詰まったTVアニメ第2期オープニングテーマを、今回は第2期の主役であるトウカイテイオーと最終回の有馬記念で鎬を削ったビワハヤヒデとナイスネイチャのトリオで熱唱。
さらに二番からは明坂聡美の実況に導かれて、同じレースを走ったマチカネタンホイザとウイニングチケットが加わるというライブならではのスペシャルバージョンに。間奏ではそれぞれのセリフを織り込んだり、クライマックスの「約束したねあの日、かけがえのない勝負を」の掛け合いをテイオーとネイチャで交わすというファンの琴線をくすぐるエモーショナルなステージとなった。
●Make debut!/Lynn (マルゼンスキー役)、橋本ちなみ(ファインモーション役)、香坂さき(ゴールドシチー役)、優木かな(スーパークリーク役)、鈴木絵理(トーセンジョーダン役)、遠野ひかる(マチカネタンホイザ役)、吉咲みゆ(ハッピーミーク役)
続いては初めてのレースへと走り出す高揚感と希望を唄ったTVアニメ第1期オープニングテーマ「Make debut!」。唄うメンバーはいずれもナンバリングイベント初登場という、まさにメイクデビューなステージに。トーセンジョーダン役・鈴木絵理が間奏では彼女流のギャル語でファンにゲキを飛ばすなど、オリジナルとは違ったテイストも盛り込みながら、場内を大いに盛り上げていった。
●Find My Only Way/和氣あず未(スペシャルウィーク役)、高野麻里佳(サイレンススズカ役)、高柳知葉(オグリキャップ役)
スポットライトがステージ上の階段に座る3人を浮かび上がらせて始まったのは、TVアニメ第1期・12話のエンディングを飾った特別なナンバー。一つの目標を乗り越えて、また新たな夢へと走り出す気持ちを唄ったこの曲を、そんな道程をアニメやゲームで歩んできた3人がしっとりと唄い上げていく。星空の様なライティングでステージが彩られていき、さらに黄色の星形のライティングが夜空を駆ける星(スピカ)を描き出す中で、夢を目指す気持ちをそれぞれが情感たっぷりに唄い紡いでいった。
●大好きのタカラバコ/ウマ娘
ステージ上には出演陣全員が登場し、いよいよライブもラストナンバーに。大好きなモノを集めて未来へと向かっていこうというメッセージを高らかに唄い上げたこの曲に込められたのは、そんな宝物をウマ娘達に与えてくれたのが応援してくれたファンのみんなだという感謝の気持ち。 一緒に夢を追いかけてくれてありがとうというスペシャルウィーク役・和氣あず未からのメッセージも織り込まれ、そんな想いを共に曲はクライマックスに向けて壮大にテンポアップしていき、配信版では会場内に大きな虹がかかる演出も。そしてラストに近づくと、スクリーンを埋めつくしていた宝物の数々が宝箱に収まっていき、それが閉じるのと同時にステージも静かな闇の帳に包まれていった…。
場内は曲が終わるとほぼ同時ぐらいにアンコールを求める力強いクラップが響き渡った。それが数分近く続いたところで、ステージには再び乙名史記者役・陶山恵実里が登場。『ウマ娘』関連の最新情報の数々と、イベントへの感動を込めた俳句「ウマ娘 4thイベント 素晴らしい」を披露したところで、待望のアンコールステージがスタートした。
●走れウマ娘/ウマ娘
アンコールの幕開けを飾るのは、懐かしの名曲「走れコータロー」をカバーでライブでは2ndイベント以来の披露となる「走れウマ娘」だ。和氣・高野・Machicoからのメッセージを合図に、明坂聡美の実況も交えてステージ全体&トロッコまで使い、会場全体に歌声を届けながら盛り上がっていく。そして明坂の紹介に合わせて、メンバーそれぞれがキャラからの挨拶も交えて今日のライブでの応援に感謝の言葉を送った。
歌い終えて、出演陣を代表して高柳・高野・和氣から応援への感謝とこれからのライブへの期待、そしてどんどんみんなでウマ娘の可能性を広げていってほしいというメッセージが送られた。
●うまぴょい伝説/ウマ娘
3時間を超えて続いたライブも今度こそフィナーレ。そして最後に盛り上がるならこの曲以外考えられないという「うまぴょい伝説」がスタート。昨年には数多くのテレビ番組でも披露されて世間的な認知度も上がり、名実共に『ウマ娘』を象徴する曲へと育ったこれを聴かないと&唄わないとライブが終わらないとばかりに、ステージと客席が一体化して「うまぴょい! うまびょい!」と盛り上がる。そしてラストは煌びやかなアルミの紙吹雪に包まれながら、4thイベント初日は見事にゴールインとなった。
『ウマ娘 プリティダービー』の今の勢いそのままにハイテンションな盛り上がりを見せた「ウマ娘 プリティーダービー 4th EVENT SPECIAL DREAMERS!!」東京公演DAY1。はたして続くDAY2ではどんな盛り上がりと景色が見えるのだろうか?
取材・文=斉藤直樹

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