寒かった冬もそろそろ終わり春めいてきた季節に聴きたい5曲

寒かった冬もそろそろ終わり春めいてきた季節に聴きたい5曲

寒かった冬もそろそろ終わり
春めいてきた季節に聴きたい5曲

今年の冬は例年に比べて長く厳しい印象がありましたけど、ようやく春めいてきた感じですね。温かくなるとやっぱり調子も上がってきて、何かをやってみたい気持ちが生まれたりするもの。そんな季節の始まりに合いそうな5曲を、直近の新譜から選んでみました。新型コロナウイルスと戦争のダブルパンチで心が乱れがちな方も多いと思うので、少しでもホッとできますように。
「Renew」収録アルバム『OOORDER』/mol-74
「BADモード」収録アルバム『BADモード』/宇多田ヒカル
「スーパーヒーロー」収録アルバム『AMPLITUDE』/irienchy
「手のひら重ねれば」収録アルバム『TICKETS』/竹内アンナ
「季節のはじまり」収録アルバム『季節風』/Crispy Camera Club

「Renew」('22)/mol-74

「Renew」収録アルバム『OOORDER』/mol-74

「Renew」収録アルバム『OOORDER』/mol-74

《螺旋のような冬を抜け/見えなかった視界が開いていく》と始まる、まさに今の季節に打ってつけの「Renew」。京都発の4人組ロックバンド、mol-74が3月2日にリリースしたばかりの2ndフルアルバム『OOORDER』のリード曲で、彼ららしい北欧ポストロック調の繊細な音作りとファルセットボイスを活かしつつ、新たな清々しさが印象的に伝わる仕上がりとなっています。《さぁ、ほら/春は、来る/止まってしまった僕らにも》という歌詞からは、コロナ禍の閉塞感を抜け出して前に進む希望のイメージも抱けるはず。

「BADモード」('22)/宇多田ヒカル

「BADモード」収録アルバム『BADモード』/宇多田ヒカル

「BADモード」収録アルバム『BADモード』/宇多田ヒカル

早くも2022年のベストアルバム候補に挙がるほど好評を博している宇多田ヒカルのニューアルバム『BADモード』の表題曲。それこそ冬の寒い時期は、ふうっとひと息ついて幕を開けるこの曲がずいぶん心の支えになったりしましたけど、春の始まりにもすごく合うと思います。彼女のヴォーカルをはじめ、トランペットやラテン風味のパーカッションの音色が自然と気分を上げてくれるし、フローティング・ポインツことサム・シェパードによるエレクトロニクスも素敵。こんな感じのしなやかさを纏っていきたいものです。

「スーパーヒーロー」('20)
/irienchy

「スーパーヒーロー」収録アルバム『AMPLITUDE』/irienchy

「スーパーヒーロー」収録アルバム『AMPLITUDE』/irienchy

元MOSHIMOのメンバーが中心となって2020年に結成したirienchy(イリエンチー)が、3月23日に初の全国流通ミニアルバム『AMPLITUDE』をリリース。「スーパーヒーロー」は同作にも収録される彼らの代表曲で、何かを始めるときのワクワク感が、まっすぐに歌うヴォーカルやキラキラとしたギター、メロディックなベース、パワフルなドラムにたっぷり詰まった、今の季節に聴きたいポジティブかつフレッシュなナンバーです。希望と不安、強気と弱気などが自然に混ざり合っている歌詞も魅力的な注目のバンド。

「手のひら重ねれば」('22)
/竹内アンナ

「手のひら重ねれば」収録アルバム『TICKETS』/竹内アンナ

「手のひら重ねれば」収録アルバム『TICKETS』/竹内アンナ

3月2日に2ndフルアルバム『TICKETS』をリリースしたシンガーソングライターの竹内アンナ。リード曲の「手のひら重ねれば」は、賑やかなコーラスやオープンなムードが際立つ同作の収録曲の中でも特に新鮮で、ラブソングを得意とする彼女が恋心以上の深い愛を表現した、ファンク調のアレンジが光る人間讃歌となっています。春らしい軽快さが感じられるのはもちろん、戦争が起こってしまっている今、《解り合えないことがあっても/分け合うことはできるはずでしょう きっと》と歌うこの曲に耳を傾けてみてほしいです。

「季節のはじまり」('21)
/Crispy Camera Club

「季節のはじまり」収録アルバム『季節風』/Crispy Camera Club

「季節のはじまり」収録アルバム『季節風』/Crispy Camera Club

2016年に京都で結成された3ピースロックバンド、Crispy Camera Club。「季節のはじまり」は1月リリースの3rdミニアルバム『季節風』の収録曲で、タイトルどおり今みたいな時期に聴けば、なおのこと味わいが増すんじゃないかなと思います。清涼感と哀愁を兼ね備えた凛々しい響きのヴォーカル、90年代のUKインディ/オルタナが薫る美しくゆったりとしたアンサンブル、そしてキャッチーなメロディーが胸にスッと染みてきて、きっとたまらない気持ちになるはず。初心に立ち返りたいときのBGMにもどうぞ。

TEXT:田山雄士

田山雄士 プロフィール:フリーのライター。元『CDジャーナル』編集部所属。同誌の他、『okmusic UP's』『ナタリー』『bounce』など、雑誌/WEBを中心にお仕事をしています。日本のロックバンド以外に、シンガーソングライターとか洋楽とか映画とかも好きです。

OKMusic編集部

全ての音楽情報がここに、ファンから評論家まで、誰もが「アーティスト」、「音楽」がもつ可能性を最大限に発信できる音楽情報メディアです。

連載コラム

  • ランキングには出てこない、マジ聴き必至の5曲!
  • これだけはおさえたい邦楽名盤列伝!
  • これだけはおさえたい洋楽名盤列伝!
  • MUSIC SUPPORTERS
  • Key Person
  • Listener’s Voice 〜Power To The Music〜
  • Editor's Talk Session

ギャラリー

  • SUPER★DRAGON / 「楽楽★PAINT」
  • OLDCODEX / 「WHY I PAINT ~なぜボクがえをかくのか~」
  • 〝美根〟 / 「映画の指輪のつくり方」
  • POP TUNE GirlS / 『佐々木小雪のイラスト花図鑑』
  • POP TUNE GirlS / 『涼水ノアの、ノアのはこぶ絵』
  • SUIREN / 『Sui彩の景色』
  • ももすももす / 『きゅうりか、猫か。』
  • Star T Rat RIKI / 「なんでもムキムキ化計画」

新着