個々の修行の成果が見える復活公演『
KYOTO SAMURAI BOYS 東京見参~天~
』 全team見参公演ゲネプロレポート

平安神宮敷地内にある京都・時代祭館 十二十二2階に常設されている専用劇場「KYOTO SAMURAI THEATER」で公演を行うエンターテインメントグループとして、ネルケプランニングのプロデュースにより2019年8月に発足した「KYOTO SAMURAI BOYS」。team椿、team桔梗、team若葉の3グループで7ヶ月間のロングラン公演を行い、CDデビューも果たした。さらに、「東京ガールズコレクション2019 AUTUMN/WINTER」や「京都国際マンガ・アニメフェア2019」への出演など、多彩な活躍を続けていたが、2020年5月、活動の無期限停止を決定。
そして今回、約2年ぶりに待望の復活を遂げ、初の東京公演がスタートする。各チームの公演と全チームが集まる4パターンの公演が行われるが、初日に先駆けて行われた全team見参公演のゲネプロの様子をお届けしよう。
まずは全員でのイントロダクションからスタート。流れるようなダンスの美しさに魅了され、新曲の「AKANESASU」では客席のテンションをぐっと引き上げるような力強いパフォーマンスに引き込まれる。その後も「Players」、「侍Brotherhood」と、アップテンポでノリのいい曲が続き、ゲネプロながら会場のボルテージがぐんぐん上がっていくのが感じられた。新曲の「マイ・ディストピア」も疾走感たっぷり。残念ながら掛け声をかけたり歓声を上げたりすることはできないが、客席を煽る彼らと一緒にペンライトや拍手で盛り上がりたくなる。
team桔梗
team若葉
team椿

曲の間のMCではキレッキレのパフォーマンスとはまた違う表情やメンバー同士の関係性が垣間見え、新たな魅力に触れられる。全team見参公演は3チームが集結しているぶん各チームの持ち時間は短いのだが、チームごとの個性の違いが感じられたり、リーダーたちのやりとりが見られたりするのが楽しい。2年ぶりの公演ということで、それぞれのコメントやトークからもメンバーたちがお客様に会えるのを本当に楽しみにしていること、久々の公演に対する意欲や情熱が伝わってきてあたたかい気持ちになった。
また、「SAMURAI B-BOYS」でキレのあるブレイクダンスを見せたかと思うと、「虹を描いて」では爽やかでキラキラした笑顔を振り撒き、「夢と星」ではしっとり聴かせる。質の高いダンスパフォーマンスが特徴ではあるが、それだけではない多才さとさらなる可能性を感じさせる。同じ“和”の雰囲気でもアレンジの方向性が違い、ダンスもしなやかなものから力強く荒々しいものまで幅広いため、曲ごとに全く違う表情やパフォーマンスを楽しみ、彼らの多面的な魅力を味わうことができた。構成・演出もチームとしての美しさと個々の良さの両方を見られるものになっているため、ステージ上のどこに目を向け、誰に注目してもワクワクし、あっという間に時間が過ぎていく。
ラストの曲を前に、team椿のリーダー・福澤 侑から「活動休止から2年、個々で色々な活動をしていて、やっと集結して集大成をお見せできます」という言葉があった通り、一人ひとりが軸を持って堂々とステージ上にいると感じられたのが印象的。チームとしてのまとまりがありつつ、全員がセンターに立っても遜色ない実力と華がある。久々の全員でのパフォーマンスに関しては、team若葉のリーダー・泰江和明も「こうしてお客様を前に仲間たちと一緒にパフォーマンスをすることですごいパワーを感じて、懐かしいな、いいなという気持ちになった」と笑顔を見せる。team桔梗のリーダー・里中将道はまだゲネプロの段階ながら「千秋楽に近づくのが怖い」と話し、福澤と泰江も「寂しいよね」と頷く。そして披露された「咲螺-サクラ」は曲もパフォーマンスもタイトル通りの華やさ。どこか切ないメロディと歌詞で、公演が終わってしまうのを名残惜しく思わせる。
アンコールは、その寂しさを吹き飛ばすようなメドレー。さらにハイテンションに客席を煽り、熱量たっぷりのダンスと歌唱を繰り広げるメンバーたちにつられて会場の盛り上がりは最高潮に。圧巻のパフォーマンスを満喫し、爽快な気持ちで会場を後にすることができた。
全team見参公演ではわいわいとした雰囲気やチームの枠を超えたやりとりが見られたが、各team公演はそれぞれの個性やチームごとのカラーがより楽しめる公演になるだろう。

キャスト&クリエイター 開幕コメント
■構成・演出:植木 豪
KYOTO SAMURAI BOYS の皆様は僕にとって弟みたいな存在であり先生でもあります。
初舞台の方や初めてチームを組むメンバーもいる中で、毎日京都の劇場で戦い心と技を磨く姿に幾度となく心をうたれました。
ずっとメンバーが夢見ていたライブ公演が東京で開催する事が出来るのも、ずっと京都から応援していただけた皆様の愛情と、これから彼等を支えていただける皆様の応援のお力添えだと思います。
是非とも更に心に磨きをかけた 18 人の侍の姿を見ていただければと思います。
■team 椿リーダー/侍号 10 福澤 侑
メンバー全員こうして集まってまた皆様の前に立てること、とても嬉しく思います。
約2年ぶりの KSB……色々な感情が溢れております。
今僕たちにできることを全てぶつけます!
待っていてくれた方も初めましての方も最高に盛り上がれる LIVE になっていると思うのでお楽しみに!!!
■team 桔梗リーダー/侍号 08 里中将道
京都での活動休止から2年。18人全員が集まる事を胸に走り続けてきました。
そして今再び揃った事を本当に嬉しく感謝の気持ちでいっぱいです。
本当にありがとうございます。
ここに再び皆んなが揃って舞台に立てるのもスタッフさんとファンの皆さんのおかげであり、18人皆んなが頑張ってきたからだと思います。
最後までファンの皆さん、ご観劇くださる皆さんと共に楽しく幸せに無事に走り切りたいと思います。
どうぞ、18人みんなの輝きを余すところなく堪能してください。
楽しみましょう!よろしくお願いします。
■team 若葉リーダー/侍号 5 泰江和明
いよいよ開幕致します‼︎
あの時の約束通りメンバーのみんなが約2年を経て成長し誰一人かけることなく18人全員が集うことが出来ました。
今回の~天~の公演のお話があった時。
稽古が始まり久しぶりにみんなが揃った時。
劇場に入ってからのゲネプロまで無事に終えることが出来ました。
ここに来るだけでも本当に多くの方々の支えがありました。改めて本当に本当に感謝です。
KSB 全員が全力で届ける圧巻のライブパフォーマンス。
後は皆様にお届けするだけです‼︎ 劇場でお待ちしております‼︎
■team 椿/侍号 69 山縣悠己
約2年ぶりの KYOTO SAMURAI BOYS の公演。
あの時から止まっていた時計の針が、ようやく動き始めることをとても嬉しく思います。
メンバー各々も、この日を迎えるために沢山準備してきました。好きを得意に。苦手を好きに。
僕自身も KYOTO SAMURAI BOYS の皆が大好きですし、僕たちの応援をしてくれている皆様の事も大好きです。
侍18人の生き様。心技体。一瞬たりとも見逃さないでください。そして、この空間で一緒に楽しめることを誇りに思って欲しいです。どこまでも闘います!
■team 桔梗/侍号 99 Lil Noah
いよいよ開幕しますが、皆さんは盛り上がる準備はできていますか?
僕たち18人はしっかり盛り上げる準備できてます! あとは楽しむだけです!
約2年間の時を経てここ東京に見参します。
最高のパフォーマンスと最高の笑顔をお届けします!
■team 若葉/侍号 18 下田壮良
遂に、始まりました!!
2年前、無期限活動休止になり急に終わってしまい、心残りなことが多く、悔しいまま終わってしまいました。
再開できるか分からない2年間、何ができるか考えて過ごしてきました
この2年間ために貯め続けた物を全て吐き出して本番全てにぶつけに行きます!!
何度も言っていますが最高のステージに仕上げました
来てよかったと思って頂けるように全てに全力でやらせて頂きます!!
こうしてまた皆さんの前でさせて頂くことが本当に幸せです。ありがとうございます!
それでは劇場でお待ちしております!!

本公演は3月25日(金)よりMixalive TOKYO Theater Mixaで上演されるほか、初日と千秋楽はライブ配信も行われる。
取材・文・撮影=吉田沙奈

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