TVやTikTokで時の人になった超おゴー
ジャスなピアニスト五条院凌の生誕秘
話含む現在に迫る完全独占インタビュ

現在”時の人”とも言える麗しのピアニスト五条院凌さんに、リリースしたばかりの1stミニアルバムや5月に控える蓮田でのコンサートを含め、今までとこれからの活動、どのように五条院凌はお生まれになったのかを、単独独占「お」インタビューを敢行した。
――4月6日、1stミニアルバム『Gojolous』をリリースした五条院凌さん。テレビやSNSでも大きな話題を集め、いまや“時の人”といった感もありますが。麗しいピアノの音色を世に届けるため、五条院凌としてTikTokの世界に降臨したのが、ちょうど1年前の2021年4月になります。
五条院凌が生まれる前の話から始めさせていただきますと2021年2月頃、自分の人生と向き合うタイミングが多くなりまして。いま、おTikTokが人気を集めてるというところから、「おTikTokという表現世界で、私自身の長所を活かすにはどうしたら良いか? おスワイプされないためにはどうしたら良いか?」と考えた時、五条院凌が降りてきました。そこでちょうどおコロナ禍でもあったので、みなさまのお心を癒やすため、麗しいピアノの音色を世界にお届けしたいという気持ちもありまして。2021年4月、五条院凌としておTikTokの世界に降り立たせていただきました。
――五条院さんがおっしゃる、「麗しいピアノの音色で世の中を照らす」という“お天命”は、コロナ禍で暗くなってるみんなの気持ちを明るくしたいという時代性もあった?
そうでございますね。お家で過ごす時間が多くなりますと、狭い世界に閉じ込められたような窮屈な気持ちや孤独感が生まれてきますし、私自身も孤独感を感じることが多くて。こういった世の中だからこそ、みなさまを麗しいおファンタジーの世界にお誘いして、みなさまに現実逃避をして欲しいと思ったんです。私のピアノの世界でお心を潤していただきたいと思いましたし、みなさまが現実お逃避が出来る世界を作りたくて幕を開けました。
五条院凌
――五条院さんも孤独感を感じていたというお話ですが、ご自身も音楽の力に救われることはありましたか?
私自身、すごく孤独を感じることが多くありまして。自分の人生について考えた時、「私はいま、本当にこの世界に生きているのだろうか?」と思ったこともありました。人生をかけてピアノをやってきたのに、おYoutubeに演奏をアップしても10人程度にしか見ていただけない現実を見て、「このままじゃ終われない」という気持ちになりまして。なんとしてでも私のピアノの音を世の中に響かせたいと思っていたところに、五条院凌が降り立って。ちょっとずつ、おバズを起こし始めた時にようやく救われた気持ちになりました。ですから私の場合は、音楽に救われたというよりは、五条院凌という存在に救われたんです。それまでは自分一人の世界で音を奏でているという感覚だったのですが、現在は五条院の奏でる音をたくさんの皆様が聴いて下さりますから。五条院の動画がおバズを起こした時、「この世界にはこんなに多くの人間が存在したんだ!」と思いましたし(笑)。それを受けて、「これは私に与えられた使命なのかも知れない」と思えた時、ようやく大地に足を踏み降ろしたような感覚がありました。いまも孤独感を感じることは時々あるのですが、あの頃に比べたらすごく心が和らいでおります。
――五条院凌のおゴージャスな世界観は、どこから来たものだったのでしょう?
お宝塚様ですとか、『ベルサイユのばら』のおオスカル様ですとか、そういったおゴージャスな世界観は昔から好きでした。それとおクラシックバレエをやっておりましたので、華やかな衣装を着て、役になりきるというのは、幼い頃から心の救いになっておりました。華やかできらびやかで、おゴージャスなお衣装を着ることによって、新たな自分を発見することが出来ますし、私自身がお現実逃避出来るんです。幼少期の頃の憧れだった華やかな人物像が、いま、本当の自分自身になってきていているのは実感しております。
五条院凌
――やはり、五条院凌が生まれ落ちてから、意識や日常も変わりましたか?
そうでございますね。考え方は以前よりおポジティブな方向へと変わりましたし、私の音を聴いて下さる方がすごく増えたことで、麗しい音に癒やされている、みなさまの美しいお心を守りたいという気持ちがすごく強くなったので、より一層、気が引き締まる思いでございます。
――ピアノ演奏に関しても、例えば、“魅せる”って部分での変化などはありましたか?
そうでございますね。”魅せる”というのは表現世界においてすごく大事なことと思っております。五条院は勇ましく麗しく、大人数のお城の住人を率いる城の主のような存在でいなくてはならないので、おクラッシックバレエで培った凛とした姿勢で美しい音を奏でるというのは、日々意識しております。おTikTokやおYouTubeの撮影や編集は自分自身で行っておりまして、最も美しく映る絶妙な角度を日々研究しております。美しい音色は美しい姿勢からつくられるものだと思っておりますので。おファンタジーの世界へ皆様をお連れし、浸っていただくためには、私自身、頭の先から髪の毛一本一本、指先、そしてつま先まで、つねにお美しくなければなりません。全てが「麗しい世界」でなくてはならないというのは、常に意識しております。
五条院凌
――SNSでボカロなどの流行り曲をカバーしたのはどんな経緯だったんですか?
私の存在を知ってもらうためには、まずは多くの方々が知っているおソングを弾いて、惹きつけなければいけないと思いまして。おTikTokで沢山の方々がおダンスしているおソングをサーチしたり、おコメントでおギャルさまたちが「この曲をやって欲しい」とおリクエストして下さるおソングを参考に選んでいるのですが。五条院の音世界とほどよいバランスでお聴きいただけるようなおソングを厳選して、カバーさせていただいております。おリクエストいただく曲などは、私も知らない曲も多くありまして、みなさまからたくさんお勉強させていただいております。
――流行り曲やボカロ曲をカバーする中で学んだことはありますか?
おJ-POPは歌心が重要視された旋律が多いのですが、おボカロおソングはころころと転がるような旋律であったり、伸びやかな旋律よりフレーズ内いっぱいに散りばめられるような旋律が多かったり。人間では歌えないような、幅広い音程で跳躍している音階などが多く使われておりますので、その分表現の幅も広がったりと、とても刺激的でございます。
五条院凌
――そんな五条院凌の存在を知ってもらう上で、やはりテレビ出演は大きかったですか?
そうでございますね。一番最初は昨年の6月、MX TVの『5時に夢中!』に出演させていただきまして。その後、日本テレビの『超無敵クラス』に出演した時は、おSixTONES様の「おマスカラ」を披露したところ、おSixTONES様のおファン様もすごく盛り上がって下さって。『おTEPPEN』に出演した時は、おInstagramが1万5,000人、おTwitterが6,000人、おYoutubeが2万人ほど増えまして、かなりの盛り上がりをいただきました。やはりおテレビというのは、凄まじいお力をお持ちなんだと実感しました。意外とみなさま、私という存在を寛容に受け入れて下さるんだと安心しましたし。たくさんの人に知っていただいたからこそ、もっと麗しい音楽を奏でて、ピアノという美しい楽器を広めたいとより強く思いました。
――そこで多くの人に五条院凌の存在を知ってもらったところで、次はオリジナル楽曲を聴いていただこうと。4月6日には1stミニアルバム『Gojolous』がリリースされました。
私がずっとやりたかったことは、自分自身が生み出した音を形にして、みなさまにお届けするということでしたので、私のお魂からの音楽をこのようにお出しすることが出来て、大変光栄でございます。これで五条院の音色がお海を越えて、世界中に響く機会が出来たということで、「時は来た!」という感じでございます。
五条院凌
――今回、ミニアルバムを制作するにあたって、どんな作品にしたいと思っていましたか?
まずは私がずっとやってきたおクラッシック音楽を、ひとつのおエッセンスとして入れたいなと思っていたのと、 “Piano Beat Music”という新たなジャンルを確立したいというのがありまして。華やかで麗しいクラシカルな旋律と、勇ましく強いおビート。それを融合させた五条院のテーマでもある「勇ましく麗しい音楽」をお届けしたいと思っておりました。あとはみなさまのお心の琴線に触れるような楽曲も入れたいと思いましたし、私のひとつの夢であるおオーケストラをバックにした、ピアノおコンツェルトで披露することをイメージした楽曲も入れたかったですし。5曲それぞれが違う性格を持った子たちになればいいなと思って、制作に臨みました。
――まさにそれぞれが異なる魅力を持つ曲になりましたし、通して聴いた時に映画を見ているような物語性も感じますし。“Piano Beat Music”というところではピアノの音色にビートが加わることで、楽曲の風景や感情がより明確に色鮮やかに映ります。では収録曲について、1曲ずつお話を聞きたいのですが。まず物語の幕開けにもぴったりな、1曲目「ARTEMIS ~美しきお月光に照らされ、君は何を思ふ~」から曲紹介お願いいたします。
このお曲は私が誕生した時のまだ誰もいない世界、無機質な世界で私がただ一人、ステージでピアノを奏でているというイメージでございます。私の作曲方法はまず頭を空っぽにして、指の思うままに即興で音を奏で、一通り弾き終わった後、「こういう世界かしら」と曲のイメージが見えたところで、世界観を固めて構築していくという方法でございまして、曲のタイトルも後付けになるのですが、例えば3曲目の「DYSTOPIA OF ROSE ~廃れた世界に咲く一輪のお薔薇~」は即興で奏でそのまま収録いたしました。こういう生々しさも皆様に感じていただきたく思いまして。
五条院凌
――では続いて、2曲目「INFFERNO GATE ~煉獄の門~」についてお願いいたします。
最初はピアノとチェンバロの音で始まりまして。バロック音楽が好きなので、そのイメージでおバッハ様からおインスピレーションを受けたお旋律に、おティンパニーロールが入ってくるのですが。映像としては、お城の中で私が一人でピアノを弾いているシーンから始まって、遠くからお城に迫って来ると炎が燃え盛る大きな門が構えているという、勇ましいイメージでございますね。これもタイトルは後付だったのですが、楽曲のイメージから色々調べていると、おリスト様に「ダンテを読んで」という曲があるのですが、おダンテ様の「神曲」に“煉獄篇”というのがあったり。おロダン様の「地獄の門」というブロンズ像が、この曲のイメージにマッチしたり。楽曲のイメージがどんどん広がっていったんです。
――即興で作られたという、切ない雰囲気のある3曲目「DYSTOPIA OF ROSE ~廃れた世界に咲く一輪のお薔薇~」はいかがでしょうか?
煉獄の門の勇ましいイメージからガラッと変わり、勇ましさの裏にある切なさや悲しみを描いているのですが。私は人は弱い面もあるから、強く勇ましくなれると思っておりまして。そういう人間味のあるような少し弱い部分も表現したかったのです。100%強くなくていいよ、と、自分自身にも言いきかせるつもりで。
――4曲目「おLOVE」は恋い焦がれる人への想いがどんどん募っていくような、心象風景がよく見える曲になりました。
どんな人間でも「愛」というものがあるから生きていけるし、またそれによって悩まされたりもする。そしてそんな皆様のお美しいお心を守りたい、そういう想いから生まれた楽曲です。皆様、このお社会の中でつねに気を張り戦っていることと思います。わたくしもそう。自分自身のあらゆるお感情や本当のお心に気づけるタイミングが少なくなってくると、どうしてもお心は曇ってしまいやがて闇に包まれてしまいます。それではとても悲しい。せめてこの楽曲を聴いている時くらいは、我慢していた感情やお涙を解放していただけたらなという想いで完成いたしました。また、この楽曲はいつかおオーケストラと共に、ピアノおコンツェルトのようなかたちで皆様へお生でお届けできたらいいなぁ、という一つの夢もございます。
五条院凌
――5曲目「CASTLE ~迷宮の城~」はスリリングでスケール感のある曲になりました。
アルバムのラストですが、ここから始まるという意味で完成いたしました。半音階で下がっていく少しエモーショナルな旋律で始まるのですが、そこからおビートが入って、中盤は勇ましくそしてアラビア音階を用いて少し魅惑的なピアノソロがあって。まさに「麗しく勇ましい」、五条院凌の城を表したような楽曲になっております。
――アルバムを締める曲ではありますが、まだ物語が続いていくような印象を受けます。
そうでございますね。ここからが始まりなので、ここからやって来る五条院の時代に始まりの鐘を鳴らすような楽曲にもなっております。
――五条院凌の物語の始まりの一枚でもありますからね。
いえ、まだ始まっていないのかも知れませんね。出来上がった瞬間は達成感に満ちておりましたが、こうして振り返ってみるとまだまだお伝えしたいイメージが溢れてきて。五条院の世界をこれから沢山の楽曲を通して表現していくにあたって、導入のような作品集なのかもしれません。それと、本日こうして楽曲解説をさせていただきましたが、あくまでもこれはわたくしの考えでございまして、正解ではございません。この楽曲達に出会った皆様の数だけ感じ方はあると思いますので。皆様なりの”Gojolous”を作り上げていただきたいというのが一番の気持ちです。
――そして、5月28日(土)には埼玉・蓮田市総合文化会館ハストピア どきどきホールにて、「おゴージャスなお色音で彩るアーリーサマーおコンサート2022 ~お初夏のお陣~」が開催。五条院凌の世界を生で感じて欲しいですね。
そうでございますね。私のピアノの音色で、みなさまを麗しの世界にお連れしたいという想いでございます。私のおコンサートはおクラシックおコンサートではないので、色んな方に気軽に来ていただきたいですし、安心して楽しんでいただきたいので。肩の力を抜いておリラックスして、緊張なさらずにお魂のままに楽しんでいただきたいと思っております。もちろん、非日常も感じていただきたくスッとした緊張感も感じていただきたいのですが。プログラム後半はPiano Beat Musicで、皆様の日頃のおネガティブな感情を全て解放し、皆様の思うままにお身体を揺らしながらおダンス出来るような楽しいお時間にしたいと考えております。みなさま、麗しい世界にて、思う存分癒やされて下さいませ。メルシー御座いました。
取材・文=フジジュン Photo by菊池貴裕

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