土井一海、堀内まり菜ら出演者コメン
ト&写真到着 舞台『ヲタクに恋は難
しい』が開幕

2022年5月11日(水)新宿・シアターサンモールにて、舞台『ヲタクに恋は難しい』が開幕した。初日を迎えるにあたり、ゲネプロ及び、取材会が行われ、オフィシャルレポートと出演者コメントが届いた。
原作は、隠れ腐女子のOL 成美と重度のゲームヲタク 宏嵩、ピュアなヲタク男女の恋愛を描いたラブコメディ「ヲタクに恋は難しい」(ふじた著・一迅社刊)。TVアニメ化、実写劇映画化された人気作だ。今回、土井一海と堀内まり菜を主演に舞台化された。
 (c)舞台「ヲタ恋」製作委員会 撮影:金丸雅代
公演レポート
舞台は成海が転職したところから始まる。同じ会社の彼氏がいたが、ヲタクだとバレたことで破局に。会社に居づらくなっての転職したところ幼馴染の二藤宏嵩に再会。彼も重度のゲームヲタクで、成海が腐女子だということも知っている。心がザワザワする成海、再会して初っ端から、「今度のコミケは参加すんの?」と聞かれ、焦る。痛い経験がある成海、周囲にバレないようにしたいが、宏嵩は自分がヲタクであることを隠してはいない。成海は宏嵩にヲタクがバレて彼氏と別れたことを愚痴る。そして後日、成海が「やっぱり持つべきものは宏嵩だなー」と言い、それを受けて宏嵩は「じゃあ俺でいいじゃん」と返し、二人は付き合うことに。成海と宏嵩のやり取り、付き合う前と付き合うことになった後では、根っこは変わらないが、そのうち互いを“恋人”として意識し始めると、心が落ち着かなくなり、ちょっと離れたり、あるいは接近したり、そのもどかしさにふたりのピュアな性根を感じる。このやりとりを舞台上でリアルに!

 (c)舞台「ヲタ恋」製作委員会 撮影:金丸雅代
 (c)舞台「ヲタ恋」製作委員会 撮影:金丸雅代
 (c)舞台「ヲタ恋」製作委員会 撮影:金丸雅代
また、上司の樺倉太郎はアニメヲタク、同僚の花子はコスプレイヤーであることもわかり、4人は急速に親密になる。しかもこのふたり、宏嵩と成海のことを何かと気にかけるところが心温まる。
 (c)舞台「ヲタ恋」製作委員会 撮影:金丸雅代
 (c)舞台「ヲタ恋」製作委員会 撮影:金丸雅代
主要な登場人物はヲタクではあるが、恋愛にヲタクも非ヲタクもない。挙動の一つ一つが、観客にとってはかつての自分、あるいは今の自分を垣間見ることができる。恋愛に奥手で時折、目が泳ぎ、だがゲームとなると我を忘れてのめり込む宏嵩とドギマギしたかと思えば妙になれなれしい態度をとり、ちょっと小動物的にかわいい成海、土井一海と堀内まり菜がナチュラルでキュートな佇まい。また、もう一つに気になるカップル、樺倉太郎と小柳花子、大人の雰囲気だが、根はヲタク、成海と宏嵩が会社で再会した時、「コミケ」という言葉に思わず反応するところは微笑ましくクスッと笑ってしまうし、ことあるごとに口論になるが、二人の仲は変わらない。漢で優しい樺倉太郎とスタイル抜群、大人っぽい小柳花子、小笠原健と椿梨央が息の合った口論(笑)、ここは見どころ。そして後半に登場する宏嵩の弟・尚哉、大学生。彼らの会社近くのカフェでバイト。物語初登場の場面は、成海と尚哉がカフェで再会、その様子を樺倉と花子が目撃、勘違いするところもクスッと笑えるポイント。この尚哉、非ヲタクで兄想い。兄が成海と付き合っていることを知り、嬉し涙を。そしてカフェにやってきた同じ学校の学生・光が気になり、彼に友達になりたいと言う…。

 (c)舞台「ヲタ恋」製作委員会 撮影:金丸雅代
 (c)舞台「ヲタ恋」製作委員会 撮影:金丸雅代
コミックが原作の舞台なので、カテゴリー的には『2.5次元』であるが、いわゆるキャラクターが勢揃いし、決めポーズでタイトルが“ドーン”と出るオープニングはない。原作通り、二人の再会から始まる。ここで描かれていることは日常のどこにでもありそうな光景。社内恋愛、同じ趣味同士の連帯感、気持ちや言葉がほんの少しずれたり、あるいは心に刺さったり、何気ない仕草にちょっとドキッとしたり。主要キャラクターがヲタク設定であるが、実は誰にでも覚えがある感情や状況が散りばめられている。また、刺さるセリフ、成海が別れた彼氏のことをぼやき、「なんでいつも間違えちゃうんだろ」と言えば宏嵩の「乙女ゲームの分岐は間違えないのにね」と即座に返す。そんなやりとりはヲタクでなくても、ドキッとする。また、同じ会社の同僚たちの会話も「ある、ある」、男性社員が女性社員についてあーでもない、こーでもないというわちゃわちゃと(笑)。そして、ビジュアル的な見どころは、ゲームをする場面、何度か出てくるが、中でもアバターが登場するシーンはビジュアル的見どころ。登場人物が衣装をまとって舞台上バトルを展開する。また、アトラクション施設でのくだり、舞台ならではの演出。宏嵩の成海への愛、喧嘩ばかりしている樺倉と花子だが、気の置けない、本音の関係がよくわかる。後半に登場する宏嵩の弟・尚哉と彼と友達になる内気な光、少しずつ距離が縮まっていくところは気持ちが温かくなれる。
 (c)舞台「ヲタ恋」製作委員会 撮影:金丸雅代
原作コミックがヒットしているので、読んでいるファンはその後の彼らのこともわかっているが、それでも観たくなるのは、舞台だから。俳優の息遣いやちょっとした仕草をリアルに感じられる。ラストも恋愛関係にある二人のさりげない、ハートフルなシーンで終わる。2.5次元舞台であるが、よくある個性的なキャラクターが出てきて戦いをくり広げる、あるいは必ず勝利するという誓いを立てて試合に臨む、というものでもない。どこにてもいる男女が恋愛をする、それも不器用極まりない彼ら。ラブロマンス、そして会話劇。観たあとに余韻が残る舞台。
 (c)舞台「ヲタ恋」製作委員会 撮影:金丸雅代
ゲネプロ終了後に簡単な会見が行われ、二藤宏嵩役の土井一海、桃瀬成海役の堀内まり菜、樺倉太郎役の小笠原健、小柳花子役の椿梨央が登壇した。
出演者 コメント
■土井一海 二藤宏嵩 役
いよいよって感じですね、緊張します。ゲネプロやれてよかったのと、お客様が入って、反応がみれてようやく開幕です。嬉しいですね。
原作に忠実に、キャスト・スタッフ・プロデューサー全員で作りに作りました。みんながちゃんと一個のハートを、愛を持っていて、リスペクトして、全員で1シーン、1シーン、自分が出ていないシーンがあろうともみんなで繋いでいます。
キャスト・スタッフ、誰一人欠けてはいけない、みんなで作り上げた作品、是非とも観ていただきたい、愛を感じて欲しい。
この作品は愛の塊です!
■堀内まり菜 桃瀬成海 役
たくさん稽古を重ねて、いよいよ初日です。ゲネではドキドキして、緊張しました。
『ヲタ恋』の世界がここにあるんだということを実感しました。観にきてくださる方に『ヲタ恋』を存分に届けていきたいとやる気で満ちております。このお話はアニメが好きな人たちが集まっている舞台で、そして、この舞台は演劇が好きな人たちが集まって作っています。私はアニメ好きでミュージカルも大好きです。
そう、遊園地のシーン、特にジェットコースターのシーンは、舞台でしか届けられないパワーがあると思います。遊園地のシーンは特におすすめです。
■小笠原健 樺倉太郎 役
ここまで無事に来れたことに本当に、このご時世なのでほっとしております。無事に幕が上がりそうな…みんなほっとしています。
アニメ化、映画化、そしていよいよ舞台化。期待に応えられますようにみんなで一丸となり、お客様に情熱と誠心を持って届けて行けたらなと思います。
極上の会話劇をみんなで作りあげたという自信があります、舞台ならでは、というのを楽しんでいただけると思います。
■椿梨央 小柳花子 役
ゲネが舞台上での初通しだったので、とても緊張しましたし、今日、ここまで来れたことを嬉しく思っています。
カンパニーの方々が優しい言葉や抱擁してくれたりして頂き、本当に素敵過ぎなカンパニーですので、最後まで全員でやり遂げることができると思っています。
社員さんたちのお話しのシーンなどでは、みんなで“原作にこれはありそうだよね”って意見を出し合いながら芝居を作ってきたところも、この舞台ならではと思っています。
この舞台を期待して、お待ち頂いているファンの皆様の、その期待に応えられる舞台です。
ぜひ、観にきてほしい。
プロデューサー 片岡義朗 コメント
日本の漫画文化は世界最高の文化、量的にも質的にも最高だと思うんです。漫画の大きな部分を占めているラブ・コメディは、2.5次元化されていないんです。とても有名な良いロマンス系の漫画があるのに、これを舞台化しない手はないんじゃないかと。
世界的にはラブ・ロマンスがたくさんあります。『レ・ミゼ』も愛の物語。2.5次元舞台ファンになってくれた方たちに、ちゃんとしたラブ・ロマンスを提供する、これが世界に出ていく時代になっていくと。愛の物語、漫画ジャンルとしては大きいロマンス・コメディを舞台化、挑戦です。これはその一歩です。
 (c)舞台「ヲタ恋」製作委員会 撮影:金丸雅代
本公演は、5月15日(日)まで上演。初日公演のアーカイブ配信&5月15日の千穐楽公演のライブ配信も行われる。

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